プロファイルの適用のトラブルシューティング

適用に失敗したときに、使用できるログとエラー・コード情報を表示して、エラーの原因を判別できます。

Profile Management は、エラーの原因を把握するのに役立つように、BigFix server、WebUI サーバー、デバイス上の適用アクションに関する情報を格納します。

MCM 削除ポリシーを使用して制限付きのプロファイルを削除できません。

WebUI からプロファイル管理アプリケーション (非推奨) を使用して制限プロファイルを作成してデプロイした場合、プロファイルはエンドポイントにローカルにインストールされます。この場合「WebUI」 > 「アプリケーション」 > 「MDM」 > 「ポリシーの削除」アクションを使用して制限を削除しようとすると、機能しません。ただし、コマンド・ラインで次のローカル・コマンドを使用して、エンドポイントからこのようなポリシーを削除できます。

  1. プロファイル識別子を一覧表示するには
    sudo profiles -P
  2. 指定された $profile_identifier を持つプロファイルを削除するには
    sudo profiles -R -p $profile_identifier

WebUI サーバーのログ・ファイル

WebUI サーバーでは、プロファイルが保存されるときに発生するエラーに関する情報を表示でき、対応する Fixlet が作成され、BigFix サーバーに送信されます。ログ・ファイルは、次の場所に格納されます。
  • Windows: \\Program Files (x86)\BigFix Enterprise|BES Server\WebUI\Logs\
  • Linux: //var/opt/BESServer/WebUI/Logs
Profile Manager に対する特定のログ・ファイルは次です。 prfmgr.log

Profile Management の WebUI サーバー・サイトのログ・レベルの設定方法

WebUI のロギング・レベルを変更するには、「サーバー設定の定義」の説明に従って、_WebUI_Logging_Filter クライアント設定を追加する必要があります。Profile Management のロギング・レベルを設定するには、特定のトークンを追加する必要があります。指定する値によって、prfmgr.log に書き込まれる内容が決まります。ロギング・レベル詳細 (debug、verbose、または error) も指定できます。使用可能なトークンは以下のとおりです。
bf:bfdata-prfmgr
bf:bfdata-prfmgr:all-creators
bf:bfdata-prfmgr:all
bf:bfdata-prfmgr:get-applicable-count
bf:bfdata-prfmgr:get-deployment-count
bf:bfdata-prfmgr:profile

bf:prfmgr
bf:prfmgr:deployments
bf:prfmgr:devices
bf:prfmgr:profile_action_handler
bf:prfmgr:profile_fixlet_creator
bf:prfmgr:initialize
bf:prfmgr:tasks
bf:prfmgr:profiles

例えば、すべての Profile Management トレースをログに記録するには、_WebUI_Logging_Filter クライアント設定に次の値を書き込みます。bf:prfmgr:*.

すべてのクエリーも表示する場合は、次を指定して、データベースによりログに記録されるメッセージを追加する必要があります。 bf:prfmgr:*,bf:database:*

ターゲットのログ・ファイル

プロファイルがターゲット・デバイスに適用されると、適用されるプロファイルごとに作成されるログ・ファイルで、役立つ情報を見つけることができます。
Windows 10
パス \\Program Files (x86)\BigFix Enterprise|BES Client\_BESdata\_Global\PrfmgrLog 内で、デプロイされたプロファイルごとにファイルが作成されます。ログ・ファイルの名前は、プロファイル名の後に拡張子 .log を付けて構成されます。プロファイルのログ・ファイルに含まれる情報は、次のとおりです。
  • そのプロファイルで施行されるセキュリティー設定。
  • ターゲット・デバイス上の現在の設定。
  • デバイスの最終的な状態。エラーの場合は、失敗メッセージまたは WMI 終了コード。
Mac OS X
ターゲットの /var/tmp/BES ディレクトリーに次のログ・ファイルが格納されます。
  • PRF_Profile_WebUI_*: このファイルには、指定したカテゴリーについて最後にインポートされたプロファイルが含まれます。
  • com.bigfix.profile.*: エラー情報がある作業ファイルが含まれます。
  • profileLoad.output: このファイルには、プロファイルの操作ログが含まれます。

Mac OS X プロファイルの適用エラー

BigFix Profile Management によって作成されたのではないプロファイルで、適用するのと同じカテゴリーのプロファイルを施行するプロファイルが存在する Mac OS X デバイスにプロファイルを適用すると、「デバイス結果」ページに、メッセージ This action failed because another non-BigFix profile already enforces the category on this target が、エラーの原因になったカテゴリーに対応する終了コード (詳細は下記リスト) とともに表示されます。
  • 91 - パスコード
  • 92 - デバイス・セキュリティー
  • 93 - アプリ・セキュリティー
  • 94 - 制限
重要:

これらの結果が WebUI に表示されるのは、「失敗時の再試行回数」カウンターの満了後のみです。カウンターがまだアクティブなとき、適用は「待機中」状態のままです。この時間フレーム中に、BigFix コンソールにログインして、終了コードを確認し、関連アクションら調べることができます。