REST API を使用したチェックサムの取得

9.2.3 以降で使用可能。チェックサムに関する情報を取得する際は、通常、未加工のスキャン済みファイル・データを取得するために使用する REST API を使用できます。この API は、スキャン済みファイルに関する情報 (名前、サイズ、パスなど) を取得します。さらに、チェックサムを示す MD5 列と SHA-256 列の値を返します。

始める前に

このトピックは、REST API 呼び出しの一部のみを扱っており、MD5 チェックサムおよび SHA-256 チェックサムを取得するのに使用可能な特定の例を示すことを目的としています。詳しくは、『未加工のスキャン済みファイル・データを取得するための REST API』を参照してください。

サンプル列

以下の応答の本文は、この REST API を使用して取得可能なデフォルト列を示しています。REST API 要求を作成するときに、示された列の名前を使用できます。要求で列を何も指定しないと、すべての列が返されます。

 {
  "scan_file_id": 3,
  "computer_id": 5,
  "path": "C:\BES\BESAirgapTool",
  "name": "BESAirgapTool.exe",
  "full_path_sha1": "9eb46086883dcbb6d2aefa2d6fd40bf8e736621b",
  "size": 92174,
  "version": null,
  "md5": "8cb2289800b34ef1a5f472f7177348e2",
  "sha256": "99e0c7c22c9ad735ec766914f0af17449a83681de22db7ce16672f16f37131bec0022371d4ace5d1854301e0",
  "valid_from": "2015-07-31T07:03:21Z"
  "valid_to": "9999-12-31T23:59:59Z"
 }

例

例 1: 名前、コンピューター名、パス、MD5、および SHA-256 の各列に関する情報のみを取得する。

要求:

https://hostname:port/api/sam/raw_file_facts?token=token
&columns[]=name&columns[]=computer.name&columns[]=path&columns[]=md5&columns[]=sha256

Output:

 {
  "path": "C:\BES\BESAirgapTool",
  "name": "BESAirgapTool.exe",
  "md5": "8cb2289800b34ef1a5f472f7177348e2",
  "sha256": "99e0c7c22c9ad735ec766914f0af17449a83681de22db7ce16672f16f37131bec0022371d4ace5d1854301e0",
  "computer":{
     "name":"NC581058"}
 }

例 2: 特定の MD5 チェックサムを持つファイルに関する情報を取得する。

この例を使用すると、破損したチェックサムを迅速に見つけることができます。

要求:

https://hostname:port/api/sam/raw_file_facts?token=token
&criteria={"and":[["md5","=","8CB2289800B34EF1A5F472F7177348E2"]]}

Output:

 {
  "scan_file_id": "6",
  "computer_id": "3",
  "path": "C:\Files",
  "name": "arch.exe",
  "full_path_sha1": "9eb46086883dcbb6d2aefa2d6fd40bf8e736621b",
  "size": 2032,
  "version": null,
  "md5": "8cb2289800b34ef1a5f472f7177348e2",
  "sha256": null,
  "valid_from": "2015-12-10T11:37:14Z",
  "valid_to": "9999-12-31T23:59:59Z"
 }

例 3: 指定したものとは異なる MD5 チェックサムを持つ、すべての word.exe ファイルの名前、コンピューター名、パス、および MD5 の各列に関する情報を取得する。

この例は、特定のチェックサムを持つファイルがあることがわかっている場合に使用できます。つまり、破損した他のチェックサムを持つファイルをすべて取得できます。

要求:

https://hostname:port/api/sam/raw_file_facts?token=token
&columns[]=name&columns[]=computer.name&columns[]=path&columns[]=md5
&criteria={"and":[["md5","!=","8CB2289800B34EF1A5F472F7177348E2"],["name","=","word.exe"]]}

Output:

 {
   "path": "C:\Programs",
   "name": "word.exe",
   "md5": "6cb1465800b34ef1a5f376f717743t6",
   "computer":{
      "name":"NC581058"}
 }