アプリケーションのインベントリー・リストのインポートおよびエクスポート
アプリケーションのインベントリー・リストをインポートすると、冗長な手動作業が削減されるため、時間を節約できます。アプリケーション属性のサンプル・スプレッドシートから開始するか、既存のリストにサンプル・スプレッドシートをマージします。アプリケーションのリストは、CSV 形式でなければなりません。.csv ファイルを編集する際は、必ずスプレッドシート・エディター (Microsoft™ Excel や Apache OpenOffice Calc など) を使用してください。
アプリケーション・リストのインポートおよびエクスポートのベスト・プラクティス
- AppScan Enterprise は、いくつかの事前定義アプリケーション属性を提供しますが、組織は他の基準 (金融サービス (GLBA) 法令のコンプライアンスなど) を追跡する場合があります。これらのカスタマイズされた属性を表計算に追加し、それらを AppScan Enterprise にインポートすることができます。.csv ファイルに定義されているすべてのカスタマイズ済み属性は、このファイルのインポート前に「アプリケーション属性プロファイル」に定義しておく必要があり、ユーザー・インターフェースで表示される言語で書かれている必要があります。
- 「名前」属性が必要です。
- インポート・プロセス中に、AppScan Enterprise はファイルを検証し、インポートされないすべてのアプリケーションに関するログ・ファイルを作成します。
- 属性「数式」、「作成日」、「最終更新日時」は、エクスポートすることができますが、インポート・プロセスでは無視されます。
- アプリケーション属性プロファイルで定義されていないカスタマイズ済み属性は無視されます。
- ドロップダウン値を持つ属性の値 (「ビジネスへの影響」など) は、変更することができません。例えば、High ではなく High_1 などです。
- 値には、特殊文字 (< や > など) を含めることはできません。
- .csv ファイルは、アプリケーションがインポートされた後に行った変更で更新して、必ず最新の状態を保持してください。そうしないと、AppScan Enterprise で変更した値を上書きする可能性があります。例えば、.csv ファイルで「ビジネスへの影響」を「高」に設定したが、「アプリケーション」ビューで影響を「中」に変更した場合などです。「アプリケーション」ビューでフィルタリングされた場合でも、すべてのアプリケーション属性がファイルにエクスポートされます。ユーザーは、アクセス権限を持つアプリケーションのみをエクスポートすることができます。
- 1 つまたは 2 つの属性のみを既存のアプリケーションに追加する場合、確実に更新済みのコンテンツを使用するために、必ず AppScan Enterprise からアプリケーションをエクスポートしてください。新規属性を列見出しとして .csv ファイルに追加し、再度インポートします。
- 最初のインポート・プロセスの後で新規アプリケーションを追加する場合は、誤って既存のコンテンツを上書きすることがないように、新規の .csv ファイルを作成してください。
インベントリー・リストのインポート
初めてインベントリー・リストをインポートする前に、空のアプリケーション・リストをエクスポートします。リストをエクスポートすることで、.csv ファイルで使用する属性名が収集されます。
このタスクについて
手順
- 「モニター」ビューの「ポートフォリオ」タブで、メニュー・アイコンをクリックして「アプリケーションのエクスポート」を選択します。
- 必要に応じて .csv ファイル内の属性 (列見出し) を変更します。1 つの属性に複数の値を追加する場合は、コンマを使用して区切ります。アプリケーションのリストをファイルに追加し、その他のカスタマイズを行います。
- 「アプリケーションのインポート」をクリックし、CSV ファイルをインポートします。
タスクの結果
インベントリー・リストのエクスポート
インベントリー・リストをエクスポートして開発者に送信することで、開発者が、修復が必要なアプリケーションを知ることができます。
手順
- アプリケーションのリスト全体をエクスポートするか、サブセットのみをエクスポートするかを決定します。 例えば、「ビジネスへの影響」または「テスト済み」でリストをフィルタリングします。
- フィルターを使用して、エクスポートするアプリケーションのリストを絞り込みます。
- 「ポートフォリオ」タブで、アプリケーションのリストをフィルタリングし、エクスポートするサブセットに絞り込みます。
- メニュー・アイコンをクリックし、「アプリケーションのエクスポート」をクリックします。
- 必要に応じて CurrentApplictions.csv ファイルを変更し、そのファイルを再インポートします。