イベント

HACL は、特定のイベントを非同期通知する機能を備えています。アプリケーションは、特定のイベントが起きたときに通知を受けるように選択することができます。例えば、アプリケーションは、Z and I Emulator for Windows の新しい接続が開始したら通知を受けるようにすることができます。現在、HACL は次のようなイベントの通知をサポートします。
  • 接続のスタート・ストップ
  • 通信の接続/切断
  • オペレーターのキー・ストローク
  • 表示スペースまたは OIA の更新
イベントの通知は、ECLNotify 抽象基本クラスによって実装されます。イベント・タイプごとに別々のクラスが存在します。アプリケーションは、イベントの通知を受けられるようにする には、ECLNotify 抽象基本クラスのいずれかから派生したオブジェクト を定義および作成しなければなりません。次に、適切な HACL 登録機能を呼び出して、 そのオブジェクトを登録しなければなりません。アプリケーション・オブジェクトを登録すると、その後該当イベントが発生する度に、NotifyEvent メソッドが呼び出されます。
注:
  1. アプリケーションの NotifyEvent メソッドは、別の実行スレッド上に非同期で呼び出されます。そのため、NotifyEvent メソッドは、再入可能でなければならず、また、アプリケーション・リソースにアクセスする場合は、適切なロックまたは同期化を使用する必要があります。
  2. HACL 層 (自動化オブジェクトなど) によっては、HACL イベントを完全にはサポートしていなかったり、実装していなかったりすることがあります。