サンプル HFICONFG の更新

ZCC サーバー JCL プロシージャーの CONFIG ddname には、ZCC サーバーを始動時に構成するために使用できるパラメーターが用意されています。サンプル構成メンバーが HFI.SHFISAM1(HFICONFG) に用意されていて、このメンバーを必要に応じてカスタマイズできます。

このメンバーの中のコメントに従って、環境に合わせてサンプル構成メンバーを更新してください。一般的には、構成ファイルで以下の項目を確認してください。

  • ddname=SYSOUT=H をお客様のサイトに適したクラスに変更します。例えば、トレース・アクティビティーの場合、CONFIG=DEFAULT セクションには SPAWN_DD=HFITRACE=SYSOUT=H カードが含まれています。このカードは、他の構成によって継承され、トレース出力 (アクティブになっている場合) の書き込み先となります。このクラスを、環境に適したクラスに調整してください。
  • SPAWN_STEPLIB データ・セット名を、関連するライブラリーのインストール高位修飾子に変更します。すべてのライブラリーが既にお客様のサイト用のリンク・リストにある場合、SPAWN_STEPLIB ステートメントは不要です。
  • 構成で SPAWN_JOBNAME ステートメントを使用する場合、その接続タイプで起動されるアドレス・スペースはすべて、指定されたそのジョブ名で実行されます (ログインしているユーザーが各ジョブの所有者になります)。
  • 関連する製品の資料で詳しく説明されていない限り、CONFIG=name 値と SPAWN_PROGRAM=name 値は変更しないでください。

構成ファイルでは、次の形式での置換変数の設定および参照がサポートされています。

$VAR=value

これらの変数を設定するには、最初の CONFIG ステートメントの前に、または CONFIG ステートメントと SPAWN_PARMS_SECTION ステートメントとの間に、上の形式を指定してください。CONFIG DD に連結を使用している場合、最初の CONFIG ステートメントは、連結の先頭にあるステートメントを指します。

構成におけるそれ以降のステートメントでは、指定された「value」で「$VAR」のオカレンスが置き換えられます。これで、構成ファイルの中で繰り返されている高位修飾子が表されます。例えば、次のように値を設定します。

$HFIHLQ=SYS1.HFI

次のように、後に続くステートメントでの参照を許可します。

SPAWN_STEPLIB=$HFIHLQ.SHFIMODA

サンプル HFICONFG は、これを高位修飾子に使用しますが、必要に応じて他の置換に使用することもできます。