コミュニティー・サーバーで SSO を使用可能にする
HCL® Sametime® コミュニティー・サーバー は、パスワード認証によるユーザー認証後に行われる接続を、トークンによる認証を使用して認証します。
シングル・サインオン (SSO) を使用すると、ユーザーがサーバーに再接続したり別のサーバーにアクセスしたりして、HCL Sametime® コミュニティー・サーバー に接続する HCL Sametime® Web クライアントまたは Domino® アプリケーションを使用する際に、資格情報を再入力する必要がなくなります。Sametime® は、トークンによる認証という方法を使用して、シングルサインオンをサポートします。
Sametime® コミュニティー・サーバー は、基盤となる Domino® サーバーのシングルサインオン機能を使用して、トークンによるユーザー認証を行います。
Domino® の SSO 機能を Sametime® コミュニティー・サーバー で有効にする必要があります。Sametime® コミュニティー・サーバー のインストール時に Domino®サーバー上で Domino® の SSO 機能を有効にしなかった場合は、Sametime® コミュニティー・サーバー をインストールすると、Domino® の SSO 機能が自動的に設定され、有効になります。使用する環境によっては、Sametime® コミュニティー・サーバー のインストール時に行った SSO のデフォルト設定を変更しなければならない場合があります。詳細は、「Sametime® サーバーのインストール後に Domino® の Web SSO 設定を変更する」を参照してください
SSO による認証を正常に行うには、Sametime® コミュニティー・サーバー へのアクセス時に Sametime® コミュニティー・サーバー の完全修飾ドメイン名 (sametime.example.com など) を Web ブラウザの URL 検索フィールドに入力する必要があります。
sametime.ini ファイルの [AuthToken] セクションで以下の設定を構成する必要があります。 ST_TOKEN_TYPEには、IBM Sametime® コミュニティー・サーバー で使用される Web SSO 文書の名前を指定する必要があります。デフォルト値は LtpaToken です。ST_ORG_NAMEには、Sametime® コミュニティー・サーバー で使用される Web SSO 文書に設定された組織名を指定する必要があります。デフォルト値は、空の組織名です。
Domino® インターネットサイトの構成の詳細については、Domino® の管理作業の資料を参照してください。