優先ログインリストの設定

Sametime 11 では、デフォルトで、永続チャットを使用すると、複数のクライアントにログインしているユーザーは、すべてのクライアントでインスタント・メッセージ・セッションを同時に受信できます。永続チャットをサポートしていない環境でシングル・ログイン・タイプ機能が無効になっている場合、Sametime はデフォルトのログイン順序を使用して、インスタント・メッセージ・セッションを受信するクライアント・タイプを決定します。優先ログインリストを使用して、デフォルトの順序の指定を変更することができます。

このタスクについて

デフォルトでは、永続チャットが無効になると、Sametime コミュニティー・サーバー は、各タイプの重みが事前定義されているデフォルトのクライアント・タイプのリストを使用します。各ユーザーのログイン順序は、ログインタイプの重みに依存します。1 番目のログインタイプは、重みが最も小さく、着信インスタントメッセージセッション用です。

Sametime でのログインタイプのデフォルト順序:
  1. Sametime® Connect Client
  2. Sametime® Mobile Client
  3. Sametime® プロキシクライアント

Sametime コミュニティー・サーバー は、優先ログイン・タイプのクライアント ID の定義済みリストを使用してインストールされます。このリストをカスタマイズし、必要に応じて Sametime 11 クライアントを含めるには、以下の手順を実行します。

手順

  1. Sametime コミュニティー・サーバー上でテキスト・エディターを開きます。
  2. Sametime サーバーのインストール・ディレクトリー (Windows™ の場合のデフォルト・ディレクトリーは C:\program files\HCL\domino) にある sametime.ini ファイルを開きます。
  3. [Config] セクションで、デフォルト順序に優先するログインタイプ順序を指定します。ユーザーが複数のクライアントにログインしている場合、オフラインメッセージは最新リリースを実行するクライアントに送信されます (該当する場合)。このリリースのクライアントが使用不可である場合、オフラインメッセージはこのデフォルトの順序に基づいてクライアントに送信されます。
  4. VPS_PREFERRED_LOGIN_TYPES=login_type1, login_type2
    以下に例を示します。

    VPS_PREFERRED_LOGIN_TYPES=130C,130B,130A,1308,1306,1304,1436,1435,1434,1433, 1432,1431,1430,14A3,14A2,14A1,14A0

  5. sametime.ini ファイルを保存します。
  6. Sametime サーバーを再起動して変更を有効にします。