Domino 統計を New Relic 以外のサービスに公開する

Domino 統計を Hosted Graphite などのサービスに公開する場合、notes.ini 設定がいくつか用意されており、それを利用できます。

手順

Domino サーバーで次の notes.ini 設定を使用します。サービスは、HTTP POST 要求を介して時系列データを受け入れることができる必要があります。
1. 他のサービスへの公開に使用される notes.ini 設定
設定 説明 必須かどうか サポートされている置換文字列1
STATPUB_ENABLE=1 Domino 統計の公開を有効にします。 必須 適用外
STATPUB_URI=<string> Metric Server の URI。 必須 $Timestamp$
STATPUB_METRIC_FORMAT=<string> カウンタ測定基準に使用する形式。 必須

$Name$ (必須) $Value$ (必須) $Timestamp$ $Newline$

STATPUB_DELTA_METRIC_FORMAT=<string> レート測定基準に使用する形式。 必須

$Name$ (必須) $Value$ (必須) $Timestamp$ $Newline$

STATPUB_HEADERS=<string> 要求とともに送信する 1 つ以上の HTTP ヘッダー。 オプション

$Timestamp$ $Newline$ (ヘッダー間に使用)

STATPUB_DATA_HEAD=<string> 測定基準データより前にペイロードに入力するデータ。 オプション

$Timestamp$ $Newline$

STATPUB_DATA_TAIL=<string> 測定基準データより後にペイロードに入力するデータ。 オプション

$Timestamp$ $Newline$

STATPUB_METRIC_DELIMITER=<string> 測定基準を区切るために使用する区切り文字。指定しない場合、カンマ (,) が使用されます。 オプション

$Newline$

1置換文字列のキー:

$Name$ は、Domino 統計名を置き換えます。$Value$ は、Domino 統計値を置き換えます。$Timestamp$ は、現在の Domino タイムスタンプ値 (Unix エポックタイムを基準にした秒数) を置き換えます。$Newline$ は、改行文字を置き換えます。

統計を Hosted Graphite に公開する

この例では、統計を Hosted Graphite にレポートするための簡単な設定を示します。Hosted Graphite には、以下の最小要件があります。
  • API キーを URI の一部として指定する
  • スペース区切りの名前と値のペアとして 1 行に 1 つずつ指定した 1 つ以上の測定基準のデータペイロード。
サーバー notes.ini ファイルでの設定例は以下のとおりです。
;Enable Domino to publish metrics to Hosted Graphite
STATPUB_ENABLE=1
STATPUB_URI=http://d4692fb0-464f-5adc-8db3-d663c3bc341a@www.hostedgraphite.com/api/v1/sink
STATPUB_METRIC_FORMAT=Domino.mailserver01.$Name$ $Value$
STATPUB_DELTA_METRIC_FORMAT=Domino.mailserver01.Rate.$Name$ $Value$
STATPUB_METRIC_DELIMITER=$Newline$
以下の例は、Mail.Delivered 統計のデータペイロードに含まれる 2 つの測定基準を示しています。1 つ目は、Domino サーバーを起動してから 33,065 個のメッセージが配信されたことを示しています。2 つ目は、過去 1 分間に 1,017 個のメッセージが配信されたことを示しています。
Domino.mailserver01.Mail.Delivered 33065
Domino.mailserver01.Rate.Mail.Delivered 1017

STATPUB_METRIC_DELIMITER=$Newline$ は、各測定基準を個別の行に配置します。