イベントジェネレータ

イベントジェネレータでは、タスクや統計をモニターするか、サーバーのアクセス状態や接続状態を調査することによって情報が収集されます。各イベントジェネレータには、指定されたしきい値または条件があり、それらが満たされると、イベントが作成されます。このイベントは Event Monitor タスクに渡され、そこで関連したイベントハンドラが定義されているかチェックされます。イベントハンドラが定義されていない場合は、Event Monitor タスクでは何も行われません。イベントハンドラが定義されている場合、Event Monitor タスクはイベントハンドラ内で指示を実行します。Event Monitor タスク (以前の Event タスク)は、サーバーを起動したときに自動的に開始されます。Event Monitor タスクはモニター対象のすべてのサーバーで実行してください。

Domino® Administrator には、一連のデフォルトのイベントジェネレータが組み込まれています。これらのイベントジェネレータは、統計 & イベントデータベース (EVENTS4.NSF) の [イベントジェネレータ] ビューに表示されます。ここに表示される以外の重要なイベントをモニターするには、イベントジェネレータを作成して、イベントの種類と重要度を定義する必要があります。

イベント・ジェネレーターを作成するには、Domino® Administrator で [設定] タブをクリックしてから、[統計 & イベント] > [イベントジェネレータ] をクリックします。次に、作成するイベントジェネレータの種類のビューを開き、表示されたボタンをクリックします。イベントジェネレータ文書がビュー内に作成されます。

次の表に、作成可能なイベントジェネレータの種類を示します。サーバー管理プログラムと連携して機能するように設計されたアドイン製品を購入した場合は、表以外のイベントの種類を使用できる場合もあります。

1. イベントジェネレータの種類

イベントジェネレータ

説明

データベースイベントジェネレータ

  • データベースの使用状況と空き容量をモニターします。
  • データベース作成の頻度とその成功についてモニターします。
  • 複製や API プログラムで加えられた変更を含む ACL の変更についてレポートを作成します。

Domino® サーバー応答イベントジェネレータ

  • ネットワーク内の指定されたサーバーの接続とポートの状態を調べます。

メール配信イベントジェネレータ

  • ISpy タスクが特定のユーザーのメールサーバーにメールトレースメッセージを送信し、メール配信に要した時間 (秒単位) を示す統計を収集します。
  • -1 はメールトレースの不具合を表します。

統計イベントジェネレータ

  • 特定の Domino® サーバーまたはプラットフォームの統計をモニターします。
  • Domino® サーバー(サーバー統計収集文書を使用) または Domino® Administrator ([ファイル] - [プリファレンス] - [システム管理] を使用) で統計アラームが有効になっている必要があります。
  • しきい値を超過すると、モニタリング結果データベース (STATREP.NSF) にアラーム文書が作成されます。
  • 統計イベントが最初のアラームレポートに対して作成され、その後は、アラームがクリアされるまで、デフォルトで 1 日 1 回作成されます。

タスクステータスイベントジェネレータ

  • Domino® サーバーとそのアドインタスクのステータスをモニターします。

TCP サーバーイベントジェネレータ

  • ISpy タスクは、サーバーのインターネットポート (TCP サービス) が使用できるかどうかを確認する調査を送信し、指定したポートでサーバーが応答するかどうかを確認するのに要した時間 (ミリ秒単位) を示す統計を作成します。
  • -1 は調査の不具合を表します。