ルート DSE とスキーマエントリを検索する

LDAP サービスは、スキーマの発行をサポートします。つまり、ディレクトリには、ディレクトリスキーマの取得に使用できるスキーマエントリが含まれます。Notes®Domino® に用意されている ldapsearch ユーティリティを使用するか、 LDAP V3 に準拠した他の LDAP 検索ツールを使用して、ルート DSE (ディレクトリサーバーエントリ) を検索します。これにより、このスキーマエントリの名前の判別や、Domino® LDAP ディレクトリに関するその他の情報 (たとえばサポートされている LDAP のバージョン、拡張子、コントロールなど) の検索などが実行できます。

ルート DSE またはスキーマエントリを検索するときに、オペレーションの属性の値を返すかどうかを指定できます。オペレーションの属性は、ディレクトリの管理に使用する属性です。

ルート DSE を検索する

ルート DSE を検索するには、次のいずれかの ldapsearch コマンドを使用します。

すべての属性の値を返すには、次のいずれかを指定します。

ldapsearch -h hostname -b '' -s base "(objectclass=*)" ldapsearch -h hostname -b "" -s base "(objectclass=*)" * +

オペレーションの属性ではない属性の値のみを返すには、次のように指定します。

ldapsearch -h hostname -b "" -s base "(objectclass=*)" *

オペレーションの属性の値のみを返すには、次のように指定します。

ldapsearch -h hostname -b "" -s base "(objectclass=*)" +

スキーマエントリを検索する

スキーマエントリを検索してディレクトリスキーマを取得するには、次のいずれかの ldapsearch コマンドを使用します。

オペレーションの属性ではない属性の値のみを返すには、次のように指定します。

ldapsearch -h hostname -b "cn=schema" -s base "(objectclass=subschema)" *

オペレーションの属性の値のみを返すには、次のように指定します。

ldapsearch -h hostname -b "cn=schema" -s base "(objectclass=subschema)" +

すべての属性の値を返すには、次のように指定します。

ldapsearch -h hostname -b "cn=schema" -s base "(objectclass=subschema)" * +

スキーマを表示するには、[Domino® LDAP Schema] データベース (SCHEMA.NSF) の [All Schema Documents] ビューを開くのが最も簡単です。