AIX® 用に Domino® SNMP Agent を設定する

以下の手順をプラットフォームごとに 1 回実行して、IBM® AIX® 用に Domino® SNMP Agent を設定します。

このタスクについて

Domino® SNMP Agent を使用する前に、TCP/IP と SNMP がサーバーに正常にインストールおよび設定されていることを確認します。また、Domino® の実行可能ファイルと Domino® データディレクトリが検索パスにあることも確認します。

ヒント: AIX® 用のトラップ転送先とコミュニティ名は、/etc/snmpd.conf ファイルに設定されます。リモートから管理するインフラストラクチャ用には、適切なトラップ転送先とコミュニティ名を設定する必要があります。ビュー識別子は、トラップ転送先ごとに一意であるようにします。

Domino® SNMP Agent は、自動的に実行されるように設定されます。したがって、Domino® SNMP Agent がいったん設定されると、Domino® が実行されていない場合も含めて、ほぼ常時実行されることになります。後日 Domino® をアップグレードするときは、アップグレードプロセスを開始する前に、LNSNMP プロセスを停止する必要があります。

重要: 以下のコマンドはすべて、root ユーザーとして実行する必要があります。

手順

  1. LNSNMP プロセスを停止します。このコマンドを入力します。

    lnsnmp.sh stop

  2. SNMPD サブシステムを停止します。このコマンドを入力します。

    stopsrc -s snmpd

  3. SNMPD が LNSNMP を SMUX ピアとして受け入れるように設定します。次の行を /etc/snmpd.peers に追加します。

    "Lotus Notes Agent" 1.3.6.1.4.1.334.72 "Notes_Password"

    注: スペースを含む名前とパスワードを二重引用符で囲む必要があります。
  4. SNMPD が LNSNMP からの SMUX の関連付けを受け入れるように設定します。システムで SNMPv1 または SNMPv3 マスターエージェントのどちらを使用しているかに従って、次の行を /etc/snmpd.conf または /etc/snmpdv3.conf に追加します。

    smux 1.3.6.1.4.1.334.72 "Notes_Password"

  5. SNMPD サブシステムを起動します。このコマンドを入力します。

    startsrc -s snmpd

  6. LNSNMP プロセスを起動します。このコマンドを入力します。

    lnsnmp.sh start

  7. LNSNMP スクリプトへのリンクを作成します。次のコマンドを入力し、必要に応じて Domino® 実行可能ファイルのパスを変更します。

    ln -f -s /opt/ibm/lotus/notes/latest/ibmpow/lnsnmp.sh /etc/lnsnmp.rc

  8. 再起動後に LNSNMP が再開されるようにします。/etc/rc.tcpip の末尾に次の行を追加します。

    /etc/lnsnmp.rc start

タスクの結果

以上で、AIX 固有部分の Domino® SNMP Agent の設定作業は完了です。この後は、「Domino® SNMP Agent の設定を完了する」で説明する手順に従ってください。