AIX® 上の Domino® サーバーで Concurrent I/O と Direct I/O を無効にする
Concurrent I/O (CIO) と Direct I/O (DIO) は、Domino® サーバーではサポートされません。CIO は、IBM® AIX® 5.2.0.10 に導入されたファイルシステム機能であり、拡張ジャーナルファイルシステム (JFS2) のメンテナンスレベル 01 としても知られています。この機能はリレーショナルデータベースのパフォーマンスを向上させます。
このタスクについて
CIO 機能の使用は Domino® サーバーではサポートされていないため、Domino® がアクセスするファイルシステム上でこのオプションを有効にしないでください。このオプションが有効になっていると、Domino® データが破損して、サーバーのキャッシュやパフォーマンスに問題が発生するおそれがあります。
ファイルバッファキャッシュ、ファイルごとのロックや inode ロック、sync デーモンなど、コアファイルシステムの特定の項目は、CIO オプションが有効になっているオペレーティングシステムでそれぞれ別の方法で管理されます。Domino® は、このような変更に対応するようにコーディングされていません。
以下に、CIO が無効になっている出力の例を示します。
/dev/test05lv /test05 jfs2 Oct 09 23:13 rw,log=INLINE
以下に、CIO が有効になっている出力の例を示します。
/dev/test03lv /test03 jfs2 Sep 19 19:25 rw,cio,log=INLINE
通常、CIO オプションは、ファイルシステムがマウントされるときにフラグとして有効化されます。次の手順に従って、マウントオプションを無効にします。
手順
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CIO を使用してマウントされた各ファイルシステムについて次のコマンドを実行します。
chfs -a options=rw /FS_NAME
ここで、/FS_NAME はマウントポイントの名前です。
- 各ファイルシステムをアンマウントして、再度マウントするか、再起動します。chfs コマンドの実行後にどちらの操作を実行しても同じ結果になります。
- 変更が適用されたことを確認するには、「マウント」を実行して、マウントオプション列に「cio」が表示されていないことを確認します。