ボールトから ID ファイルを抽出する
ボールトデータベースの ACL で「Auditor」ロールを割り当てられているボールト管理者は、ボールトから ID を抽出して暗号化されたユーザーデータにアクセスすることができます。ID のコピーは、抽出後もボールトに保存されます。
手順
- Domino® Administrator の [ユーザーとグループ] タブを開き、ID を抽出するユーザーのユーザー文書を選択します。非アクティブなユーザーの ID の場合、次のいずれかの名前を選択してください。
- をクリックします。
- 非アクティブなユーザーの ID の場合、ユーザーの階層名を入力します。
- ユーザー ID が格納されているボールトの名前が空欄になっている場合は入力してください。ユーザーの有効なポリシーに記述されている場合は、ボールト名が入力された状態で表示されます。
- 「OK」をクリックします。
- ID ファイルのコピーを格納するローカルファイルの場所を指定します。
- 新しいパスワードの入力画面が表示された場合は、新しいパスワードを指定します。
タスクの結果
セキュリティ設定の [Notes ID のパスワードのチェック] が無効になっている場合、Auditorは抽出された ID ファイルを使用して、サーバー上のユーザーのアプリケーションにアクセスすることができます。この設定が有効になっている場合、Auditorはローカルにあるクライアントベースのアプリケーションのコピーにアクセスする必要があります。これは、抽出された ID のパスワードがユーザーのコピーのパスワードと一致しないためです。
NOTES.INI 設定の SECURE_DISABLE_AUDITOR=1
を使用して、「Auditor」ロール機能を無効にすることができます。NOTES.INI
ファイルは、サーバー上で直接編集する必要があります。