インターネットクライアントの認証レベルを制御する
Domino® ディレクトリや LDAP ディレクトリでユーザーを認証するとき、ユーザーがユーザー名とパスワードを提供したときに、HCLDomino® での制限レベルを選択できます。これは、すべてのインターネットプロトコル (HTTP、LDAP、IMAP、POP3) に適用されます。
このタスクについて
手順
- Domino® Administrator で、[設定] をクリックしてサーバー文書を開きます。
- 「セキュリティー」をクリックします。
-
[インターネットアクセス] セクションの [インターネット認証] フィールドで、次のどちらかを選択します。
- [強いセキュリティで少ない名前のバリエーション] (デフォルト) - より堅固なセキュリティを使用する場合に推奨されます。この認証方法では、かなりの安全性が確保されます。1 回の認証で名前が一致する可能性が低くなり、適合するパスワードを推測できる確率も低下するためです。
- [弱いセキュリティと複数の名前のバリエーション] - Domino® では、入力された名前とパスワードに基づいてユーザーが認証されます。この認証方法では、名前とパスワードを推測して正規ユーザーとしてサーバーにアクセスしようとするハッカーに対して、安全性を確保できません。
- 文書を保存して閉じます。
タスクの結果
| Domino® ディレクトリ認証 |
LDAP ディレクトリ認証 |
|---|---|
| 完全階層名 |
DN |
| 共通名か CN= prefix を含む共通名 |
CN か CN=prefix を含む CN |
| 適用外 |
UID か UID= prefix を含む UID |
| 別名 (ユーザー文書の [ユーザー名] フィールドにある名前から「名」の部分を除いた名前) |
適用外 |
| インターネットアドレス (ユーザーのユーザー文書の [インターネットアドレス] フィールドにリストされているユーザーの電子メールアドレス) |
メール |
| Domino® ディレクトリ認証 |
LDAP ディレクトリ認証 |
|---|---|
| 姓 |
Surname |
| 名 |
Givenname |
| 共通名か cn=prefix を含む共通名 |
共通名 (CN) か CN=prefix を含む CN |
| 全階層名 (正規名) |
DN |
| 全階層名 (短縮名) |
DN |
| 短縮名 |
UID か UID=prefix を含む UID |
| 別名 (ユーザー文書の [ユーザー名] フィールドにある名前から「名」の部分を除いた名前) |
適用外 |
| Soundex 番号 |
適用外 |
| インターネットアドレス (ユーザーのユーザー文書の [インターネットアドレス] フィールドにリストされているユーザーの電子メールアドレス) |
メール |