サーバーコントローラを起動、停止する

サーバーコントローラ、Domino® サーバー、Domino® コンソールを開始できます。

手順

Domino® サーバーが実行中の場合は、シャットダウンします。
Domino® サーバーを開始するために通常使用するものと同じコマンドを使用してサーバーコントローラを起動しますが、コマンドには引数 -jc を追加してください。例えば、Microsoft™ Windows™ XP でデスクトップ上のショートカットアイコンを使用して、ディレクトリ c:\domino からサーバーを実行する場合、ショートカットのリンク先を次のように指定します。
```
c:dominnserver.exe -jc
```

タスクの結果

サーバーコントローラは、独自のウィンドウで実行されます。サーバーコントローラウィンドウは最小化できますが、サーバーコントローラを停止する場合は、ウィンドウを閉じないでください。代わりにコンソールからコントローラの Quit コマンドを使用して、サーバーコントローラと制御対象のサーバーを停止します。

サーバーコントローラを実行すると、サーバーで通常のコンソールにアクセスできなくなります。通信には、必ず Domino® コンソール、または Domino® Administrator か Web サーバー管理クライアントのコンソールを使用します。

サーバーコントローラを実行する際の追加の引数

このタスクについて

Domino® サーバーと Domino® コンソールをサーバーコントローラとともに開始できるのは、引数 -jc を使用してサーバーコントローラを起動した場合のみです。次の 2 つの追加引数を指定すると、このデフォルトの動作を変更できます。-cおよび-s。

サーバーコントローラの起動時に Domino® コンソールを実行しないようにするには、-c を使用します。マシンの処理速度が遅い場合やメモリ容量が少ない場合には、コンソールを実行しないほうがよいこともあります。この引数を使用してコントローラを起動していて、Domino® サーバー ID にパスワードが必要な場合、Domino® サーバーはサーバータスクを実行しない状態で起動します。サーバータスクを実行するには、コンソールからサーバーコントローラに接続し、画面の指示に従ってサーバーパスワードを指定する必要があります。

サーバーコントローラの起動時にサーバーを実行しないようにするには、-s を使用します。この引数は -c と一緒に使用してください。そうすると、サーバーから直接実行するユーザーはサーバーコントローラのみを起動できます。また、リモート管理者がサーバーを起動し、必要なパスワードをコンソールからリモートで指定することができます。

表 1. オプション引数のリスト
例	結果
nserver -jc	サーバーコントローラ、サーバー、Domino® コンソールを実行します。
nserver -jc -c	サーバーコントローラとサーバーを実行します。
nserver -jc -s	サーバーコントローラと Domino® コンソールを実行します。
nserver -jc -c -s	サーバーコントローラのみを実行します。