リモートコンソールからコントローラコマンドとシェルコマンドを送信する
サーバーは Java ベースのコントローラの下で実行できます。この場合、コントローラを起動するとサーバーが起動します。
このタスクについて
Domino® Administrator または Web サーバー管理クライアントのリモートコンソールから、コントローラの下で実行されているサーバーにコマンドを送信できます。Domino® サーバーのコマンドのほかに、コントローラコマンドとシェル (オペレーティングシステム) コマンドを送信できます。コントローラに接続する手段としては、Domino® コンソールと呼ばれる Java ベースのリモートコンソールもあります。
リモートコンソールからコントローラにシェルコマンドを送信する場合は、次のようにコマンドの先頭に $
を使用します。
$Dir c:tmp
コントローラコマンドを送信する場合は、次のようにコマンドの先頭に #
を使用します。
#Start Domino
複数のシェルコマンドまたはコントローラコマンドを続けて送信する場合は、[Command] ボックスに該当する接頭辞を入力して [Enter] キーを押します。リモートコンソールのモードがシェルコマンドまたはコントローラコマンドに変更になります。その後は、コマンドを送信するたびに接頭辞を指定する必要はありません。指定したコマンドモードを終了するには、もう一度接頭辞を入力します。
例えば、コントローラコマンドモードに切り替えるには、[Command] ボックスに # を入力します。コントローラコマンドの送信を終了したら、もう一度 #
を入力してコントローラコマンドモードを終了します。
コントローラコマンド |
説明 |
---|---|
Broadcast message |
指定したメッセージをコントローラに接続しているすべてのシステム管理者にブロードキャストします。 |
Disable username(s) |
指定した管理者のコントローラへの接続を無効にします。Enable User コマンドを使用するか、コントローラを終了して再起動するまで、接続は無効なままです。複数の管理者の接続を無効にする場合は、次のように複数の名前をカンマで区切って指定します。 #Disable user1,user2 |
Enable username(s) |
Disable User コマンドを使用して以前に無効にした管理者の接続を有効にします。複数の管理者の接続を有効にする場合は、次のように複数の名前をカンマで区切って指定します。 #Enable user1,user2 |
強制終了 Domino® |
応答のないサーバーのプロセスを停止します。 |
終了 |
Domino® サーバーとサーバーコントローラを停止します。 |
Refresh Admins |
Domino® ディレクトリのコントローラにおける管理者に関する情報を更新します。 |
再始動 Domino® |
応答のないサーバーのプロセスを停止した後、サーバーを再起動します。 |
Set ControllerLogExpiration=days |
ログファイルをサーバーに保管する有効日数を指定します。デフォルトは 7 日です。変更は、午前 0 時またはサーバーコントローラを再起動したときに有効になります。 |
Set ControllerLogFileName=path filename |
サーバーで作成されたログファイルの名前とパスを指定します。デフォルトでは、ファイルは dcntrlr で始まり、作成日、シーケンス番号、ファイル拡張子 .log または .meta が続くファイル名で、サーバーのデータディレクトリに保存されます。異なるパスを指定したり、ログファイル名の dcntrlr の代わりの文字列を指定したりできます。 変更は、午前 0 時またはサーバーコントローラを再起動したときに有効になります。 |
Set ControllerLogType=value |
サーバーに作成するログファイルの種類を指定するか、ログファイルを作成しないように設定できます。
設定は、直ちに反映されます。 |
Show Users |
現在コントローラに接続しているシステム管理者を表示します。 |
Show Processes |
Domino® サーバーで実行されているタスクを表示します。 |
開始 Domino® |
Domino® サーバーを始動します |