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この資料では、サーバーとデータベースを管理およびモニタリングするためのツールについての情報を提供します。
モニター
この節では、Domino® システムをモニターする際に役立つツールと機能について説明します。
Domino® システムをモニターする
システムアクティビティとプラットフォームの使用をモニターするには、Domino® Administrator、Web サーバー管理クライアント、サーバーコンソールの 3 つのツールのいずれかを使用できます。
イベントハンドラ
イベントハンドラでは、特定のイベントが発生したときの Domino® の処理方法が定義されます。
イベントハンドラの通知方法
イベントの種類や重要度によっては、アラーム、電子メールメッセージ、サーバーコンソールメッセージによる迅速な通知を必要とします。ハンドラの通知方法を指定するときは、イベントの通知先も指定します。
Java™ コントローラコマンドで使用する接続文書を作成する
Send Java Controller command 通知タイプのイベントハンドラを使用するには、Java™ コントローラを実行するサーバーと、Java コントローラコマンドを送信するサーバーとの間で接続文書を作成する必要があります。

管理
この資料では、サーバーとデータベースを管理およびモニタリングするためのツールについての情報を提供します。
- 管理ツール
  このセクションのトピックでは、Domino® サーバーを管理するためのツールについて説明します。
- モニター
  この節では、Domino® システムをモニターする際に役立つツールと機能について説明します。
  - Domino® システムをモニターする
    システムアクティビティとプラットフォームの使用をモニターするには、Domino® Administrator、Web サーバー管理クライアント、サーバーコンソールの 3 つのツールのいずれかを使用できます。
    - 統計 & イベントアプリケーション (EVENTS4.NSF)
      統計 & イベントアプリケーションには、Domino® ドメインモニター (DDM) で使用するための設定ユーザーインターフェースが含まれています。このインターフェースを使用して、DDM 調査、および他のサーバーから情報を収集するサーバーの収集階層を設定します。
    - サーバーのシャットダウンをモニターする
      Domino の Shutdown Monitor タスクは、Domino の終了が要求されたときに Domino® が確実に終了すること、つまり、サーバーがシャットダウンするときにハングしないことを確認します。
    - Domino® サーバー環境で実行されるプロセスをモニターする
      Domino の「Process Monitor」タスクは、Microsoft™ Windows™ プラットフォーム上の Domino® にのみ適用されます。このタスクは Domino のサーバー環境の一部として実行されるプロセスを監視します。
    - Domino® システム上のイベントをモニターする
      イベントは、システムが円滑に機能してデータ処理とタスクの実行が行われていることや、システムが誤動作してデータ処理や必要なタスクの実行に支障をきたしていることを知らせます。
    - イベントジェネレータ
      イベントジェネレータでは、タスクや統計をモニターするか、サーバーのアクセス状態や接続状態を調査することによって情報が収集されます。各イベントジェネレータには、指定されたしきい値または条件があり、それらが満たされると、イベントが作成されます。このイベントは Event Monitor タスクに渡され、そこで関連したイベントハンドラが定義されているかチェックされます。イベントハンドラが定義されていない場合は、Event Monitor タスクでは何も行われません。イベントハンドラが定義されている場合、Event Monitor タスクはイベントハンドラ内で指示を実行します。Event Monitor タスク (以前の Event タスク)は、サーバーを起動したときに自動的に開始されます。Event Monitor タスクはモニター対象のすべてのサーバーで実行してください。
    - iNotes® のアクティビティのモニター
      システム上のアクティブな HCLiNotes® ユーザーの数を特定し、iNotes の要求情報をログに記録することができます。このアクティビティをモニターするには、iNotes を対象に含むように Activity Logging をセットアップします。
    - イベントハンドラ
      イベントハンドラでは、特定のイベントが発生したときの Domino® の処理方法が定義されます。
      - イベントハンドラの通知方法
        イベントの種類や重要度によっては、アラーム、電子メールメッセージ、サーバーコンソールメッセージによる迅速な通知を必要とします。ハンドラの通知方法を指定するときは、イベントの通知先も指定します。
        API を使用してイベント通知方法を作成する
        API を使用する場合は、その他の通知方法が追加されることがあります。これらの通知方法のいずれかを使用するには、API が提供する名前と説明に基づいて通知を作成します。
        イベントを次に転送する: Tivoli Enterprise Console®
        新しいイベントハンドラの通知方法 [イベントを Tivoli Enterprise Console® に転送する] を使用すると、Tivoli Enterprise Console (TEC) で Domino® のイベントを受信して TEC イベントに形式を変換することができます。形式を変換された TEC イベントは、サーバー設定文書で指定された TEC サーバーに送信されます。
        通知方法 [プログラムの実行] を使用してイベントパラメータを渡す
        通知方法 [プログラムの実行] を使用するには、特定イベントの発生時に実行するプログラムを作成しておく必要があります。このプログラムを作成するには、使用するプログラム言語を広く理解して、使用するパラメータについて知っておく必要があります。プログラム実行のイベントハンドラは、プログラムの実行時に情報をパラメータとしてプログラムに渡します。
        Java™ サーバーコントローラユーザーの ID プロパティを設定、変更、削除する
        Java™ コントローラにアクセスする際に使用するユーザー ID とインターネットパスワードを設定、変更、削除するには、このダイアログボックスを使用します。サーバーコントローラの ID プロパティは、サーバーの ID ファイルに保存されます。
        Java™ コントローラコマンドで使用する接続文書を作成する
        Send Java Controller command 通知タイプのイベントハンドラを使用するには、Java™ コントローラを実行するサーバーと、Java コントローラコマンドを送信するサーバーとの間で接続文書を作成する必要があります。
      - イベント条件の指定に使用するイベントの種類
        イベント条件の一致に基づいてイベントハンドラを作成する際は、イベントの種類を指定します。
      - イベントハンドラを作成する
        イベントジェネレータを作成すると、イベントハンドラウィザードを起動してイベントハンドラを同時に作成することもできます。統計 & イベントデータベース (EVENTS4.NSF) にイベントハンドラ文書を手動で作成することもできます。
      - イベントハンドラを無効にする
        作成したイベントハンドラを無効にすることもできます。例えば、イベントハンドラを作成して複製の問題のトラブルシューティングを行った場合、問題を解決した後は、イベントハンドラを無効にできます。その後、複製のトラブルシューティングを再び実行する必要がある場合は、イベントハンドラを有効にするだけで済みます。
      - ログフィルタを作成する
        デフォルトで、Domino® ではログファイル (LOG.NSF) にすべてのイベントのログが記録されますが、これは各イベントのログ詳細度の設定によっては非常に大きくなる可能性があります。イベントのログが Notes Log やサーバーコンソールに記録されるのを防止するには、フィルタするイベントの種類と重要度を指定したログフィルタを作成します。指定された検索条件に一致するイベントだけが Notes Log に表示されます。
      - イベントハンドラとログフィルタを表示する
        デフォルトとカスタムのイベントハンドラとログフィルタを表示できます。
    - イベントレポートを表示する
      統計モニターデータベース (STATREP.NSF) には、Statistic Collector サーバータスクとイベントハンドラ文書の設定方法に基づいて、統計とイベント情報が格納されます。それぞれのイベントに対して、レポートにはイベントが発生したサーバー、イベントの発生時刻、重要度、種類、エラーコード、概要説明が記録されます。
    - イベントのメッセージ、原因、解決方法を表示する
      Domino® システムで発生する各イベントは、統計 & イベントデータベース (EVENTS4.NSF) に格納されたイベントメッセージに関連付けられています。多くの場合メッセージテキストには考えられる原因や解決方法などが示されます。
    - Domino® サーバーコンソールと Administrator コンソールをカスタマイズする
      モニターするサーバーのサーバーコンソール設定文書を作成することにより、Domino® サーバーコンソールがモニター情報を表示する際に使用するテキスト、背景、色の属性を指定できます。デフォルトでは、Domino Administrator サーバーコンソールは同じ属性を使用しますが、デフォルトを上書きして Domino Administrator コンソールの外観をカスタマイズできます。
    - システム統計をモニターする
      Domino® では、サーバー統計が継続的に生成および更新され、これらの統計はいくつかの方法で収集およびモニターできます。サーバーから、Show Statistic コマンドまたは Show Platform Statistic コマンドを使用できます。Domino Administrator では、統計プロフィールと統計グラフを作成できます。
    - プラットフォームの統計
      Domino® Server の統計に加えて、オペレーティングシステムのパフォーマンス統計も記録されます。オペレーティングシステムの統計は、Domino サーバーの統計とともに Domino Administrator で表示できます。これにより、Domino サーバーのモニターと調整が容易になります。Domino 統計で実行する統計モニタータスクにはすべてプラットフォーム統計を含めることができます。これには、プラットフォーム統計をモニタープロフィールまたは統計プロフィールで使用したり、グラフ表示したりすることも含まれます。
    - Domino® Administrator を使用して統計をモニターする
      Domino® Administrator を使用すると、統計プロフィールを作成して、同じ統計セットを定期的にモニターしたり、サーバー間でパフォーマンスを比較したりするのに使用できます。
    - メール受信統計を使用する
      サーバーの Notes® メールにアクセスできれば、サーバーから統計を収集して自分宛てにメール送信できます。Domino® Administrator を使用できない場合やサーバーへの [管理者] のアクセス権がない場合は、メール受信統計を使用します。
    - 統計をグラフ表示する
      Domino® で作成された統計は、統計グラフを作成してグラフィカルに表示できます。統計セットを定期的にグラフ化するには、統計プロフィールを定義します。これらの統計グラフを使用すると、過去または現在の統計を記録して視覚化できます。リアルタイムのグラフには、サーバーの現在の使用状況が示されます。履歴のグラフには、ローカルの統計モニターデータベース (STATREP.NSF) の情報が表示されます。統計プロフィールを作成して、指定した統計セットを定期的にグラフ表示することもできます。
    - Domino 統計を外部サービスに発行する
      Domino 統計を外部のモニタリングサービスに公開するように Domino をセットアップできます。サービスは、HTTP POST 要求を介して時系列データを受け入れることができる必要があります。Domino サーバーは、New Relic プラグイン API を使用して、Domino 統計を New Relic サービスに公開するように事前設定されています。そのために必要なのは、New Relic アカウントを作成し、サーバーが統計をレポートできるようにするための設定をサーバーの notes.ini ファイルに追加することだけです。また、Domino 統計を別のサービス (例えば、Hosted Graphite) に公開するように自分で Domino を設定することもできます。
  - Server Health Monitor
    パフォーマンスの問題をモニターし、トラブルシューティングするには、いくつかの異なるツールを使用できます。
  - Domino® ドメインモニター (DDM)
    Domino® ドメインモニター (DDM) では、1 ヵ所の Domino Administrator クライアントから、1 つ以上のドメインにある複数のサーバーの全体的なステータスを表示でき、DDM から提供される情報を利用して素早く問題を解決できます。
  - Domino® SNMP Agent
    Domino® SNMP Agent では、業界標準の SNMP を使用するサードパーティ製管理ステーションから Domino サーバーの各側面を管理することによって、Domino のモニターと制御の機能を強化します。
  - サーバーの保守管理について
    Domino® 管理者が担当する仕事の 1 つに、各サーバーの保守管理があります。
  - メールをモニターするためのツール
    Domino® には、メールをモニターする際に使用できる 3 種類のツールがあります。メッセージトラッキングを使用すれば、特定のメールメッセージをトラッキングして指定した受信者がメッセージを受信したかどうかを確認できます。メール使用状況レポートは、メールの問題を解決し、メールネットワークの効率を改善するために必要な情報を提供します。メール調査は、メールルートに関するテストを行い統計を収集します。
  - ディレクトリアシスタントをモニターする
    ディレクトリアシスタントをモニターすることができます。これを行うには、Show Xdir コマンドを使用して、サーバーがディレクトリサービスに使用するすべてのディレクトリに関する情報を表示します。ディレクトリアシスタントの統計を表示することもできます。
  - データベースをモニターする
    データベースのアクティビティ、複製、および文書削除をモニターできます。
  - クラスタをモニターする
    Domino® では、クラスタの状態を確認し、クラスタが円滑に効率よく動作し続けるよう調整することにより、過負荷になるサーバーがないようにすることができます。フェイルオーバー、ワークロードの均衡、クラスタの複製をモニターして、クラスタの稼働効率を確認できます。
  - Domino® Diagnostic Probe を使用して応答が遅いサーバーまたは応答しないサーバーをモニターする
    Domino® Diagnostic Probe (DDP) (サポートにより提供される Java™ ユーティリティ) を使用して、断続的に応答が低速であったり、応答しなかったサーバーをモニターします。この調査は、バックグラウンドで実行される Java プロセス (dbopen.jar) です。このユーティリティは、データベースのオープントランザクションを呼び出すことで、特定の Domino サーバーを継続的に調べます。この調査によって低速の応答が検出されると、Notes® System Diagnostic (NSD) が呼び出され、診断データを収集します。このデータは、サポートによって、パフォーマンス低下のトラブルシューティングと原因の特定に使用されます。
  - Quality of Service をモニターする
    Quality of Service (QoS) は、Domino® サーバーが確実に機能し、常に使用できる状態にしておくため、サーバーの全般的な操作に対応するように設計されています。サーバーが応答していないことやハングしていることを QoS が検出したときに、管理者にその問題についてメールを送信するか、自動的にそのサーバーを終了して再起動するように、QoS 調査を構成することができます。また、QoS のログ情報は、サポートでの分析にも役立ちます。
  - Quality of Service (QoS) の動作とログについて
    このトピックでは、kill イベントの実行時のサーバーとサーバーコントローラの動作、フェイルオーバーのトリガ、ログファイルの内容などの QoS 機能の詳細について説明します。
- サーバーを管理する
  次のいずれかの作業を行うことによって、Domino® サーバーを管理します。
- データベースの管理
  この節のトピックでは、Domino® データベースを設定して管理する方法について説明します。

Java™ コントローラコマンドで使用する接続文書を作成する

Send Java Controller command 通知タイプのイベントハンドラを使用するには、Java™ コントローラを実行するサーバーと、Java™ コントローラコマンドを送信するサーバーとの間で接続文書を作成する必要があります。

Send Java Controller command 通知が正しく機能するためには、次のフィールドで、Java™ コントローラを実行するサーバーについて設定する必要があります。

追加ネットワークアドレス
使用するポート