ビューの再構築に使用する一時フォルダを変更する
例えば、システム管理者が Updall -R を使用したり、索引が削除されているビューをユーザーが開いたりして Domino® でビューが再構築されると、ビューを高速で更新できるようにデータがソートされるため、一時ファイルが生成される場合があります。この一時ファイルはビューの再構築後に Domino® によって削除されます。デフォルトでは、これらの一時ファイルは、例えば C:\TEMP といったシステムの一時フォルダに置かれます。システムに一時フォルダがない場合は、Domino® によって Domino® のデータフォルダに置かれます。
このタスクについて
再構築中に利用できるメモリ容量によっては、再構築するビューごとに一時フォルダに必要になるディスク容量は、最も大きいビューのサイズの約 2 倍か、文書のデータの合計サイズの約 2 倍の、どちらか大きい方の値になります。一時ファイルの作成場所は、Domino® のデータフォルダとは別のドライブに変更することを推奨します。一時フォルダを別のドライブに置くと、ディスク I/O が分散し、ビューの構築に十分なディスク容量を確保できます。Domino® では、最適化されているビューの再構築に必要なディスク容量が多めに評価されるため、データをソートしてからディスク容量の不足が検出される、といった時間の無駄は発生しません。一時フォルダを指定する前に、十分なディスク容量があることを確認してください。
手順
View_Rebuild_Dir
を追加し、新しい作成場所を指定します。例えば、次のように追加します。
View_Rebuild_Dir=D:\REBUILD
タスクの結果
Domino® によって一時フォルダに特定ビューの再構築に必要な容量がないと評価された場合は、Domino® では低速の方式でビューの再構築が行われ、ログファイル (LOG.NSF) のイベント記録ビューに次のメッセージが記録されます。
警告: unable to use optimized view rebuild for view due to
insufficient disk space at directory. Estimate may need
x million bytes for this view. Using standard rebuild instead.
NOTES.INI ファイルに次の設定を追加すると、最適化されているビューの再構築を無効にすることができます。ただし、この方法は、ビューを再構築するフォルダを指定したにもかかわらず、多数のビューで前述のメッセージが表示される場合にのみ採用する最後の手段です。前述のメッセージが表示されるビューが少ない場合は、ビューの再構築を無効にしないでください。
Disable_View_Rebuild_Opt=1