Notes ユーザー、Domino サーバー、インターネットユーザーから Domino サーバーへのアクセスを設定する

サーバーへのアクセスが許可されている Notes® ユーザーと Domino® サーバー、インターネットプロトコル (HTTP、IMAP、LDAP、POP3) を使用してサーバーにアクセスするユーザーを指定できます。Domino ディレクトリが複数ある場合は、Domino で Notes ユーザーの NOTES.INI ファイルの Names 設定で指定されている最初の Domino ディレクトリだけが検索の対象になります。インターネットプロトコルに対するサーバーアクセス設定が有効である場合、2 次 Domino ディレクトリと外部 LDAP ディレクトリのユーザーをアクセス許可またはアクセス不可グループで指定することもできます。

このタスクについて

[サーバーへのアクセス可][サーバーへのアクセス不可] フィールドには、匿名アクセスを指定する必要はありません。Notes ユーザーの匿名アクセスはサーバー文書内の [匿名での Notes 接続を許可] フィールドで有効にし、インターネットユーザーの匿名アクセスは各インターネットプロトコルのインターネットサイト文書 (インターネットプロトコルの設定を [インターネットサイト] で行わない場合はサーバー文書) で有効にします。

Domino ディレクトリに登録した全ユーザーからのアクセスを制限せずに、使用頻度の高い一部ユーザーのログインのパフォーマンスを上げるには、Frequent Users という名前のグループを作成し、このグループ名を [サーバーへのアクセス可] フィールドの先頭に入力します。Domino で Frequent Users グループのユーザーが検出されても、Domino ディレクトリに名前があるかどうか個別に検査されません。たとえば、[サーバーへのアクセス可] フィールドに次のように入力します。

Frequent Users, *

Notes ユーザーや Domino サーバーを Domino サーバーにアクセスできるように設定するには

手順

  1. Domino Administrator で、[設定] をクリックしてサーバー文書を開きます。
  2. [セキュリティ] タブをクリックします。
  3. 以下のフィールドに入力し、文書を保存します。
    表 1. [サーバーアクセス] フィールド

    フィールド

    Enter

    サーバーへのアクセス可

    このチェックボックスをオンにすると、信頼できるすべてのディレクトリに登録されたユーザーからサーバーにアクセスすることができます。デフォルトでは、このチェックボックスは無効になっています。このチェックボックスがオフになっている場合は、指定されているユーザーだけがサーバーにアクセスできます。

    サーバーへのアクセスを許可する特定の Notes ユーザー、サーバー、グループの名前を追加します。以下の指定方法があります。

    • ユーザー名、サーバー名、グループ名。
    • * (アスタリスク) を指定した場合は、Domino ディレクトリに登録されたすべてのユーザーがサーバーにアクセスできます。これは、[信頼されたディレクトリにリストされたユーザー] フィールドを有効にした場合と同じ結果になります。
    • * の後に認証名を指定すると (たとえば */Sales/East/Renovations)、特定の認証者から認証を受けたすべてのユーザーがサーバーにアクセスできます。
    • * の後にビューの名前を指定すると (たとえば * ($Users))、Domino ディレクトリの特定のビューに表示されるすべての名前のユーザーがサーバーにアクセスできます。アクセス速度は、ビューの名前よりグループ名を指定したほうが高速です。

    このフィールドのデフォルト値は空白です。空白は、全てのユーザーがサーバーにアクセスできることを意味します。

    名前を複数指定するときは , (カンマ) か ; (セミコロン) で区切ります。

    サーバーへのアクセス不可

    次のいずれかを入力します。

    • ユーザー名、サーバー名、グループ名。
    • * の後に認証名を指定すると (たとえば */Sales/East/Renovations)、特定の認証者から認証を受けたすべてのユーザーがサーバーにアクセスできなくなります。
    • * の後にビューの名前を指定すると (たとえば * ($Users))、Domino ディレクトリの特定のビューに表示されるすべての名前のユーザーがサーバーにアクセスできなくなります。アクセス速度は、ビューの名前よりグループ名を指定したほうが高速です。

    このフィールドのデフォルト値は空白です。空白は、[サーバーへのアクセス可] フィールドに入力したすべての名前からサーバーにアクセスできることを意味します。

    [サーバーへのアクセス可] フィールドで指定した名前より、この [サーバーへのアクセス不可] フィールドで指定した名前が優先します。たとえば、[サーバーへのアクセス可] フィールドにグループ名を入力し、[サーバーへのアクセス不可] フィールドにグループのメンバーの名前を入力すると、そのユーザーはサーバーにアクセスできません。

    注: サーバーへのアクセスを Notesユーザーに禁止するには、ユーザー ID をサーバーから個別にロックアウトする方法もあります。

    名前を複数指定するときは , (カンマ) か ; (セミコロン) で区切ります。

    信頼できるサーバー

    このサーバーに対してユーザー ID の有効性を主張できると信頼されているサーバーの名前。つまり、現在のサーバーによってユーザーを認証したと信頼されているサーバーの名前です。リモートからのエージェントのアクセスと xSP で使用します。

サーバー文書でインターネットプロトコルに対するアクセス設定を有効にするには

手順

  1. Domino Administrator で、[設定] をクリックしてサーバー文書を開きます。
  2. [ポート] > [インターネットポート] をクリックします。
  3. サーバーアクセスに関する設定を有効にするインターネットプロトコルのタブを選択します。
  4. [サーバーアクセス設定を実施] フィールドで、[はい] を選択します。