Notes ネットワークポート用に NetBIOS LANA 番号を定義する
サーバーで NetBIOS を実行するには、サーバーのセットアッププログラムを実行した後、Notes® ネットワークポートをバインドする NetBIOS LANA 番号を決める必要があります。NetBIOS LANA 番号は、NIC 上の NetBIOS トランスポートプロトコルスタックを表す論理番号です。ワークグループまたは企業内の NetBIOS には、Notes クライアントや他の Domino® サーバーによってどのトランスポートプロトコルが使用されているかを知る必要があります。
このタスクについて
Domino サーバーを実行しているコンピュータに、同じプロトコルスタックを実行する複数の NIC がある場合、NetBIOS 用の各 Notes ネットワークポートにそれぞれ異なる NetBIOS LANA 番号を定義する必要があります。
同じトランスポートプロトコルを使用する NetBIOS システムは、同じ Notes 名前付きネットワーク内に存在していなければなりません。サーバーに接続文書を作成する場合は、選択する LAN ポートも同じトランスポートプロトコル用のものでなければなりません。
手順
- Domino Administrator または Web サーバー管理クライアントで、LANA 番号を定義するサーバーをクリックします。
- [設定] タブをクリックします。
-
次のどちらかの操作を行います。
- Domino Administrator のツールペインで、 を選択します。
- Web サーバー管理クライアントの [ポート] ツールで、[ポートのセットアップ] を選択します。
- portname ポートを選択します。portname は、LANA 番号を定義する NetBIOS ポートの名前です。
- [ポート名オプション] をクリックし、[手動] を選択します。
- 正しい LANA 番号を入力します。
- [OK] をクリックします。
Windows XP または 2000 システムで NetBIOS プロトコルに設定されている LANA 番号を見つけるには
このタスクについて
Microsoft™ Windows™ XP または 2000 システムには、LANA の関連付けを直接表示する手段はありません。Windows XP または Windows 2000 システムの場合は、システムのレジストリのバインドを確認するか、LANACFG という Microsoft のツールを使用して LANA 番号の割り当ての表示と変更を行うことができます。
Windows 2000 サーバーからのツールの出力の例を次に示します。
lanacfg [options]
showlanapaths - Show bind paths and component descriptions for each exported lana
setlananumber - Change the lana number of a bind path
rewritelanainfo - Verify and write out lana info to the registry
showlanadiag - Show lana diagnostic info
DOS プロンプトで、次のように入力します。
C:\>lanacfg showlanapaths
次のものが出力されます。
Lana: 4
-->NetBEUI Protocol-->3Com EtherLink III ISA (3C509/3C509b) in Legacy mode
Lana: 7
-->NetBEUI Protocol-->WAN Miniport (NetBEUI, Dial Out)
Lana: 3
-->NWLink NetBIOS
Lana: 0
-->WINS Client(TCP/IP) Protocol-->Internet Protocol (TCP/IP)-->3Com EtherLink III ISA (3C509/3C509b) in Legacy mode