認証者をバックアップ、復旧する

作成した各認証者のバックアップを保存しておくと、問題が発生した場合 (更新コマンドの「lo ca」や「tell ca refresh」を発行したときに、認証者によってエラーメッセージが生成された場合など) に、認証者を復旧できます。

認証者のバックアップを作成するには

手順

  1. 認証者を新規に作成したときに、認証者 ID ファイルのローカルコピーを作成します。
  2. 認証者を作成した後で、ICL データベースのコピーを作成し、それを安全な場所に保管します。ICL のバックアップを定期的に作成し、認証者に対して実行した変更をすべて反映させます。
  3. 以下の ID 、パスワード、ファイル (それらを使用する場合) のコピーを作成し、安全な場所に保管します。
    • ロック ID とそれに該当するパスワード
    • 有効化パスワード
    • サーバー ID ファイル

認証者を復旧するには

手順

  1. HCLDomino® Administrator クライアントで、[設定] をクリックします。
  2. ツールペインで、[認証] > [認証者の変更] をクリックします。
  3. リストから CA サーバーを選択し、[OK] をクリックします。
  4. 必要に応じて、編集対象の CA のホストとなっているサーバーを選択します。
  5. 次のいずれかを実行し、復旧する認証者を選択します。
    • Domino ディレクトリから認証者文書を選択します。
    • 認証者 ICL データベースを選択します。
  6. 認証者 ID とパスワードを入力するよう指示される場合もあります。認証者を最初に設定したときに作成した ID のローカルコピーのパスとファイル名を入力し、[OK] をクリックします。
    注: 認証者 ID が入力されないと処理できない場合は、認証者 ID を入力するよう指示されます。
  7. [認証者の変更] ダイアログボックスで、認証者情報が正しいことを確認します。[OK] をクリックします。

タスクの結果

認証者にまだ問題がある場合 (設定文書が破損している場合や見つからない場合) は、ICL データベースをバックアップコピーで置き換えます。認証者文書内で ICL データベースのロケーションを指定します。