システム管理 ECL キー
ユーザーにより多くの柔軟性を提供するには (特に、各自の ECL の更新をユーザーに許可していない組織の場合)、管理者は、クライアント ECL の更新と置換時に現在の ECL 所有者の実行権限を設定します。
キー文字列 <ECLOwner>
を Admin ECL 内のエントリとして追加します。クライアントに適した ECL 権限を該当エントリに付与します。例えば、ユーザーが各自のクライアント上で基本的な HCLNotes® プログラムを作成して実行できるようにするには、このエントリに対して適切な権限を有効にします。
クライアント ECL を更新または置換すると、<ECLOwner>
エントリは現在のユーザーの名前に置き換えられます。これにより、ユーザーのクライアント ECL の権限は、キー文字列エントリに対してシステム管理 ECL 内で設定されている権限に更新されます。
このキー文字列エントリがシステム管理 ECL に含まれていない場合、[編集をユーザーに許可] が有効になっていないと、ECL の置換時、現在のユーザーのエントリはクライアントの ECL から削除されます。[編集をユーザーに許可] が有効になっていれば、現在のユーザーはクライアントの ECL から削除されません。
キー文字列のない ECL を更新した場合は、現在のユーザーのエントリには何の変更も加えられず、そのまま残ります。