Linux™ ユーザー用に Notes® の起動時間を短縮する

Linux™ プラットフォームの Notes® インストールパッケージには、オペレーティングシステムの初回起動後に Notes® クライアントの起動時間を短縮するスクリプトが含まれています。

このタスクについて

この手順では、提供されている ntspreld.sh スクリプトを使用します。このスクリプトは ntspreld プログラムを呼び出して、Notes® が使用するいくつかの主要ライブラリをプリロードすることで、Notes® の起動時間を短縮します。有効になっていると、Notes® はいくつかのライブラリを自動的にプリロードして起動時間を短縮します。
注: Windows™ プラットフォームユーザー用の同様の機能については、トピック「プリローダを使用して Notes® の起動時間を短縮する」で説明しています。

手順

  1. Linux™ プラットフォームのクライアントに Notes® をインストールするかアップグレードします。ただし、Notes® を起動しないでください。
    注: Notes® が実行されている場合はシャットダウンします。
  2. Notes® のインストールディレクトリ (例えば、/opt/hcl/notes) に移動し、ntspreld.sh スクリプトを見つけます。
  3. root ユーザーに切り替え、スクリプトを有効 (または続けて無効) にします。
    注: プリロードコマンドを /etc/rc.d/after.local ファイルまたは /etc/rc.local ファイルに追加するには、root ユーザーとしてスクリプトを実行する必要があります。スクリプト /opt/ibm/notes/ntspreld.sh は起動プログラムとして追加できません。次のように、プリローダを有効または無効にするために root として実行する必要があります。
    • /opt/hcl/notes/ntspreld.sh -enable
    • /opt/hcl/notes/ntspreld.sh -disable
    スクリプトを有効にすると、root ユーザーが -disable プログラムを実行するまで、Notes® ユーザーがログインするたびにプリローダが実行されます。
  4. Notes® クライアントを再始動します。