Linux™ で Notes® をインストールおよびアップグレードする
Linux™での Notes® のインストールでは、マルチユーザーインストールがサポートされます。
このタスクについて
rpm または deb インストールキットを使用して現在の Notes® リリースにアップグレードするとき、以前のリリースが ISMP インストーラを使用してインストールされている場合は、現在のリリースをインストールする前にその以前のリリースをアンインストールします。
deb キットでのインストールの説明
このタスクについて
Notes® は Ubuntu プラットフォームでのインストール用の Debian (.deb) インストールキットとして使用できます。
手順
-
すべてのアプリケーションをシャットダウンします。
eclipse/javaw、eclipse/notes2w、sametime、notes、taskldr、nsdexecをはじめ、すべてのプロセスが終了していることを確認します。実行中の Notes® プロセスがないことを確認するには、Notes® データディレクトリに移動し、次のコマンドを入力します。
/opt/hcl/notes/nsd.sh -kill - root ユーザーとして、ターミナルウィンドウまたはファイルブラウザを開きます。
- Web ダウンロードページから deb インストールキットを取得する場合は、ブラウザを開き、取得元の Web ページに移動します。
-
Notes® deb インストールキットを探し、/root フォルダに保存します。
たとえば、deb インストールキット CD を入手するか、ブラウザを開いて deb インストールキットがある Web サイトにアクセスします。
- deb インストールキットが保存されているフォルダに移動し、tar ファイルを解凍します。
-
解凍した deb ファイルが含まれているディレクトリに移動します。
注: インストールするには、ユーザーを root に切り替えるか、 root ユーザーとしてログインする必要があります。注: インストールは、すべてのユーザーが読み取り可能で、書き込み不可になっているディレクトリに行います。
-
インストールする deb パッケージを指定します。コマンドラインまたは GUI のいずれかのインストール方法を使用します。
Notes® deb パッケージは、1 つの必須コンポーネント (Notes®) とその他のオプションコンポーネント (Connections など) を提供します。オプションコンポーネントは、必須コンポーネントに依存します。必須コンポーネントはオプションコンポーネントよりも前にインストールする必要があります。同様に、オプションコンポーネントをアンインストールしてから必須コンポーネントをアンインストールできます。deb ファイル名は、Notes® のバージョンに対応しています。
deb インストールファイル名
このタスクについて
Notes® のオプションと deb ファイル名は、次の通りです。deb ファイル名は、Notes® のバージョンを反映したものです。
- [Notes®] - 選択すると、Notes® (hcl-notes-version.i586.deb) がインストールされます。
- [Activities/Connections] -- Connections をインストールする場合に選択します。このフィーチャー (hcl-activities-version.i586.deb) を使用するには、Connections サーバーが必要です。
- [Sametime® (内蔵)] -- 選択すると、チャットやライブ名など、基本的な IBM Sametime® 機能がインストールされます。このフィーチャー (hcl-sametime-versioni586.deb) を使用するには、Sametime® サーバーが必要です。
- [Composite Application Editor] -- 選択すると、複合アプリケーションで使用する Composite Application Editor ((hcl-cae-version.i586.deb) がインストールされます。
以下のコマンドを使用して、1 つ以上の deb パッケージを既にインストールしたかを確認することができます。
$dpkg -l "hcl-*"
deb のコマンドラインインストールについての説明
コマンドラインによる deb のインストールの例を以下に示します。deb パッケージ名は、指定されているように、Notes® のバージョンを反映している必要があります。
- IBM Notes® をインストールする場合
$sudo dpkg -i hcl-notes-version.i586.deb
- Activities/Connections をインストールする場合
$sudo dpkg -i hcl-activities-version.i586.deb
- Composite Application Editor をインストールする場合
$sudo dpkg -i hcl-cae-version.i586.deb
- IBM Sametime® をインストールする場合
$sudo dpkg -i hcl-sametime-version.i586.deb
deb の GUI インストールについての説明
オペレーティングシステムの GUI インストーラを使用して deb パッケージを Notes® 用にインストールする手順の例を以下に示します。
GUI パッケージインストーラには、必須のパッケージがあるディレクトリが含まれていることがあります。この例では、以下のパッケージが /root/notesdebs ディレクトリにあります。
手順
-
必須の deb パッケージをターゲットディレクトリ (/root/notesdebs など) に配置します。
GUI パッケージインストーラには、必須のパッケージがあるディレクトリが含まれていることがあります。次のパッケージは、/root/notesdebs ディレクトリ内にあります。パッケージ名には、指定されているように、Notes® のバージョンが含まれている必要があります。
- hcl-activities-version.i586.deb
- hcl-cae-version.i586.deb
- hcl-notes-version.i586.deb
- hcl-sametime-version.i586.deb
-
システム上の Nautilus などのファイルマネージャを使用してこのディレクトリに移動し、インストールする deb ファイルを右クリックし、[GDebi パッケージインストーラで開く] をクリックします。
必ず、最初に hcl-notes-version.i586.deb をインストールしてから、インストールするパッケージごとにこの手順を繰り返してください。注: インストールに失敗する場合は、install_dir/framework/rcp/installer_logs/framework_install.log のログファイルを確認します。注: インストール後に、アプリケーションアイコンは、 をクリックすると表示され、/usr/share/applications 内にあります。注: 最初の起動では使用許諾契約が表示されます。使用許諾契約の条項を確認して同意し、Notes® の設定を続行します。
rpm キットでのインストールの説明
このタスクについて
Notes® は Red Hat プラットフォームでのインストール用の rpm インストールキットとして使用できます。
手順
-
すべてのアプリケーションをシャットダウンします。
eclipse/javaw、eclipse/notes2w、sametime、notes、taskldr、nsdexec をはじめ、すべてのプロセスが終了していることを確認します。
実行中の Notes® プロセスがないことを確認するには、Notes® データディレクトリに移動し、次のコマンドを入力します。
/opt/hcl/notes/nsd.sh -kill
- Notes® のベータ版がインストールされている場合は、それをアンインストールします。
- root ユーザーとして、ターミナルウィンドウまたはファイルブラウザを開きます。
- Web ダウンロードページから rpm インストールキットを取得する場合は、ブラウザを開き、取得元の Web ページに移動します。
-
Notes® rpm インストールキットを探し、/root フォルダに保存します。
たとえば、rpm インストールキット CD を入手するか、ブラウザを開いて rpm インストールキットがある Web サイトにアクセスします。
- rpm インストールキットが保存されているフォルダに移動し、tar ファイルを解凍します。
-
解凍した rpm ファイルが含まれているディレクトリに移動します。
注: インストールするには、ユーザーを root に切り替えるか、 root ユーザーとしてログインする必要があります。注: インストールは、すべてのユーザーが読み取り可能で、書き込み不可になっているディレクトリに行います。
- オプション: rpm インストールキットに組み込まれている追加の rpm をインストールすることによって、インストールする機能を選択します。Notes® rpm パッケージは、1 つの必須コンポーネント (Notes®) とその他のオプションコンポーネント (Connections など) を提供します。オプションコンポーネントは、必須コンポーネントに依存します。必須コンポーネントはオプションコンポーネントよりも前にインストールする必要があります。同様に、オプションコンポーネントをアンインストールしてから必須コンポーネントをアンインストールできます。rpm ファイル名は、Notes® のバージョンに対応しています。
rpm インストールファイル名
このタスクについて
Notes® rpm のオプションとファイル名は、次の通りです。rpm ファイル名は、Notes® のバージョンを反映したものです。
- [Notes®] - 選択すると、Notes® (hcl_notes-version.i586.rpm) がインストールされます。
- [Activities/Connections] -- Connections をインストールする場合に選択します。このフィーチャー (hcl_activities-version.i586.rpm) を使用するには、Connections サーバーが必要です。
- [Sametime® (内蔵)] -- 選択すると、チャットやライブ名など、基本的な IBM Sametime® 機能がインストールされます。このフィーチャー (hcl_sametime-version.i586.rpm) を使用するには、Sametime® サーバーが必要です。
- [Composite Application Editor] -- 選択すると、複合アプリケーションで使用する Composite Application Editor (hcl_cae-version.i586.rpm) がインストールされます。
以下のコマンドを使用して、1 つ以上の rpm パッケージを既にインストールしたかを確認することができます。
rpm -qa | grep hcl_
コマンドラインインストールについての説明
Notes® のコマンドラインによる rpm のインストールの例を以下に示します。
バージョン固有の rpm ファイル名については、前述のセクション「rpm インストールファイル名」を参照してください。- IBM Notes® をインストールする場合
#rpm -i hcl_notes-version.i586.rpm
- Activities/Connections をインストールする場合
#rpm -i hcl_activities-version.i586.rpm
- Composite Application Editor をインストールする場合
#rpm -i hcl_cae-version.i586.rpm
- IBM Sametime® をインストールする場合
#rpm -i hcl_sametime-version.i586.rpm
rpm の GUI インストールについての説明
オペレーティングシステムの GUI インストーラを使用して rpm パッケージを Notes® 用にインストールする手順の例を以下に示します。
バージョン固有の rpm ファイル名については、このトピックで前述のセクション「rpm インストールファイル名」を参照してください。GUI パッケージインストーラには、必須のパッケージがあるディレクトリが含まれていることがあります。この例では、以下のパッケージが /root/notesrpms ディレクトリに格納されています。
手順
-
必須の rpm パッケージを、ターゲットディレクトリ (./root/notesrpms など) に格納します。
GUI パッケージインストーラには、必須のパッケージがあるディレクトリが含まれていることがあります。この例では、パッケージが /root/notesrpms ディレクトリに格納されています。パッケージ名には、指定されているように、Notes® のバージョンが含まれている必要があります。
- hcl_activities-version.i586.rpm
- hcl_cae-version.i586.rpm
- hcl_notes-version.i586.rpm
- hcl_sametime-version.i586.rpm
-
システム上の Nautilus などのファイルマネージャを使用してこのディレクトリに移動し、インストールする deb ファイルを右クリックし、[パッケージインストーラで開く] をクリックします。
必ず、最初に hcl_notes-version.i586.rpm をインストールしてから、インストールするパッケージごとにこの手順を繰り返してください。注: インストールに失敗する場合は、install_dir/framework/rcp/installer_logs/framework_install.log のインストールログファイルを開くことができます。注: インストール後に、アプリケーションアイコンは、 をクリックすると表示され、/usr/share/applications 内にあります。注: 最初の起動では使用許諾契約が表示されます。使用許諾契約の条項を確認して同意し、Notes® の設定を続行します。
root ユーザーインストールの後にユーザーとして Linux™ で Notes® クライアントを実行する
このタスクについて
Notes® クライアントをインストールすると、ユーザーが Notes® にログインして実行できるようになります。
手順
- root 以外のユーザーとしてログインします。
- をクリックして、Notes® を開始します。
-
Notes® のセットアッププロンプトが表示されたら、このプロンプトに応答します。
注: Notes® をアップグレードした場合は、メールテンプレートの更新が必要になる場合があります。