サーバー監査ログ

BigFix バージョン 9.5.11 以降、サーバー監査ログには次の項目が含まれます。
  • コンソールから、または API を通じてコンピューターが削除されたことについてのメッセージ
  • アクションの削除に関するメッセージ
監査項目は、単一の行で表示され、フィールド区切り文字の同じ番号が含まれます。フィールド区切り文字は、その特定フィールドに値が存在しない場合でも表示されます。監査フィールドのフォーマットは、将来変更される場合があるため、各行には、最初の項目としてバージョン番号が含まれます。現在のフォーマットでは、(古いフォーマットの) 既存の監査ログ・メッセージのテキストが含まれ、最後のフィールドに表示されます。

監査ログ・メッセージのフォーマット

監査ログのデフォルトの場所を以下に示します。
  • Windows コンピューター: %PROGRAM FILES%\BigFix Enterprise\BES Server\server_audit.log
  • Linux コンピューター: /var/opt/BESServer/server_audit.log
バージョン 9.5.11 以降、監査ログ・メッセージは次のフォーマットです。
<format-version>|<timestamp>|<message-priority>|<username>|<event-source>|<event-label>|<event-type>|<ip-address>|<message>
| がフィールド分離文字です。
  • format-version: メッセージ・フォーマットのバージョン。例えば、1
  • timestamp: ログ・メッセージのタイム・スタンプ。サーバー・タイム・ゾーンまたは UTC を使用できます。
  • message-priority: ログの優先度。
    • EMERG (緊急、システムが機能していない、または使用できない)
    • ERROR (エラー状態)
    • WARN (警告)
    • INFO (情報メッセージ)
  • username: イベント・イニシエーターのユーザー名。ユーザー・イベントではない場合、このフィールドは SYSTEM に設定されます。
  • event-source: イベントの発生源。可能な値:CONSOLERESTAPI
  • event-label: 影響を受けるイベントまたは成果物。

    可能な値:USERSITEACTIONROLECOMPUTER

  • event-type: イベントのタイプ。

    可能な値: CREATEDELETEEDITPERMIT (or LOGIN)DENY (or LOGIN)

  • ip-address: イベント要求を開始したコンポーネントの IP アドレス。SYSTEM の場合、これはサーバーの IP アドレスです。
  • message: 実際のログ・メッセージ。

以下は、新しいフォーマットのログ・メッセージの例です。
1|Tue, 05 Sep 2017 10:57:06 -0700|INFO|johndoe|CONSOLE|USER|PERMIT|172.28.128.5|Successful log in. (Data Connection)
1|Tue, 05 Sep 2017 10:58:32 -0700|INFO|johndoe|CONSOLE|ACTION|DELETE|172.28.128.5|Action waitOverrideTest(50) was deleted

9.5.11 以降で導入された監査項目以外の監査項目の場合、メッセージのフォーマットは次のようになります。<format-version>|<timestamp>|<message-priority>||||||<message>。例:

1|Tue, 05 Sep 2017 10:57:06 -0700|INFO||||||user "johndoe" (1): Successful log in. (Data Connection)

ログの管理

監査ログ・ファイルのデフォルト・サイズは 100 MB です。設定 _Audit_Logging_LogMaxSize を使用することで、この値を変更できます。サイズが最大値に到達すると、ログ・ファイルは名前が変更され、新しいファイルが作成されます。名前が変更されたログ・ファイルが削除されることはありません。スペースを有効に使用するために、ログ・ファイルを別の場所に移動するか、定期的にパージする必要があります。詳しくは、「BigFix ロギング・ガイド」を参照してください。
注: バージョン 9.5.11 にアップグレードすると、server_audit.log ファイルが強制的に server_audit.YYYYMMDDHHMM にローテンションします。これは 1 回限りのアクションで、ログ・ローテーションを構成している場合も、構成していない場合も適用されます。server_audit.YYYYMMDDHHMM ファイルには、古いフォーマットの監査ログのみ含まれ、一方 server_audit.log には新しいフォーマットの監査ログのみ含まれます。