ログイン・スクリプトの使用

NT ドメインまたは AD ドメインで、クライアントの存在の有無を検査するログイン・スクリプトを作成することができます。ユーザーがログインし、クライアントが存在しないことを検出した場合、そのコンピューターは、グローバル・ファイル共有の指定のロケーションにあるクライアント・インストーラーに自動的にアクセスできます。サポート・サイトには、サンプル・ログイン・スクリプト (キーワード: ログイン・スクリプト例) 付きのナレッジベース記事と、クライアントをインストールするためのログイン・スクリプト使用方法の説明があります。

ネットワークに新しいコンピューターを必要に応じて追加する予定の場合、この方法を使用すると、新しいマシンが自動的にサーバーによって検出されて管理されます。ただし、Windows 2000 または XP を使用している一部のネットワークでこの方法を実行するには、ユーザーは管理者特権を使用してログインする必要があります。

これらのログイン・スクリプトは、Windows インストーラーに基づくセットアップに引数を渡します。setup.exe のコマンド・ライン・オプションについて詳しくは、InstallShield のサポート Web サイト (http://kb.flexerasoftware.com/doc/Helpnet/isxhelp12/IHelpSetup_EXECmdLine.htm) を参照してください。ここには、ログイン・スクリプトで使用できる、クライアント・インストーラー用のコマンド・ライン・スイッチの例がいくつかあります。

  • クライアントをサイレントでインストールし、一方でログをディレクトリー C: に書き込むには、次の形式の DOS コマンドを実行します。

    setup.exe /s /v/l*voicewarmup \"C:\besclientinstall.log\" SETUPEXE=1 /qn?

  • デフォルトのインストール・ロケーションを変更するには、次の形式のコマンドを使用します。

    setup.exe /s /v/l*voicewarmup \"C:\besclientinstall.log\" INSTALLDIR=\�?<InstallPath\�? SETUPEXE=1 /qn�?

    <InstallPath> は、クライアントをインストールする先のフォルダーの Windows 形式の絶対パスです。

注: setup.exe を実行する Windows ユーザーは、コンピューターの管理者特権が必要で、また「setup.exe」ファイルが含まれる同じフォルダーにログ・ファイルを書き込むことができる必要があります。そうでない場合、インストールは失敗し、ログ・ファイルは作成されません。