クライアントでのプロキシー接続のセットアップ

クライアント上でプロキシー接続を設定するには、以下のステップを実行します。
  1. コンソールを開き、「すべてのコンテンツ」ドメインの下の「コンピューター」セクションに移動します。
  2. クライアントがインストールされているコンピューターを選択します。
  3. コンピューターを右クリックして、「設定の編集」を選択します。
  4. 「追加」を選択して、カスタム設定を作成します。
  5. 以下の表に示すように、「設定名」および「設定値」を入力します。
    表 1. プロキシー・クライアント構成の設定
    設定名 設定値 詳細
    _BESClient_Comm
    _ProxyServer
    プロキシーに到達するために使用されるホスト名を設定します。

    デフォルト値: なしタイプ: 文字列値の範囲: 該当なし必須: はい

    _BESClient_Comm
    _ProxyPort
    プロキシーとの通信に使用するポートを設定します。

    デフォルト値: なしタイプ: 数値値の範囲: 該当なし必須: いいえ

    _BESClient_Comm
    _ProxyUser
    プロキシーが認証を必要とする場合に、プロキシーで認証するために使用するユーザー名を設定します。

    デフォルト値: なしタイプ: 文字列値の範囲: 該当なし必須: いいえ (認証方法による)

    _BESClient_Comm
    _ProxyPass
    プロキシーが認証を必要とする場合に、プロキシーで認証するために使用するパスワードを設定します。

    デフォルト値: なしタイプ: 文字列値の範囲: 該当なし必須: いいえ (認証方法による)

    _BESClient_Comm
    _ProxyManualTryDirect
    直接接続を使用できるかどうかを指定します。この設定は、プロキシーへの接続で、_BESClient_Comm _ProxyServer および _BESClient_Comm _ProxyPort 内で指定されたホスト名または IP アドレスおよびポート番号が使用される場合に適用されます。以下の値を使用できます。
    0
    直接接続を試行しません。
    1
    プロキシー接続を確立できない場合に直接接続を試行します。
    2
    直接接続を最初に試行します。

    デフォルト値: 0 タイプ: 数値値の範囲: 0 ~ 2 必須: いいえ

    注: Linux システム上の BigFix は、実行時に、クライアント構成ファイル内の構成情報を検索し、その構成情報を使用します (使用するように指定されている場合)。要求された構成がクライアント構成ファイル内に指定されていない場合は、製品はサーバー構成ファイルまたはリレー構成ファイル内を検索します。BigFix サーバーまたはリレー上でプロキシー構成を定義する場合は、この動作を考慮してください。
    注:

    BigFix クライアントでは、どのプラットフォームでもプロキシー基本認証を使用できます。他方、次の認証は Windows プラットフォームでのみ使用できます。

    • ダイジェスト
    • ネゴシエーション
    • NTLM
    注:

    リレーに正常に接続されると、結果として生成されるプロキシーが後続の接続用にロックされ、プロキシー・サーバーとプロキシー・ポートの値が、クライアント設定の「グローバル」セクションに AutoProxyServer および AutoProxyPort として保存されます。

    クライアントがインストールされている Windows システムで、Internet Explorer がプロキシーを使用するよう構成されている場合、デフォルトでは BigFix は Internet Explorer 構成を使用してプロキシーと通信します。以下の表は、Windows プラットフォームでオプションで指定できる追加の設定および動作を示したものです。
    表 2. Windows システムでのプロキシー・クライアントの追加の構成設定
    設定名 設定値 詳細
    _BESClient_Comm
    _ProxyAutoDetect
    Internet Explorer について指定されたプロキシー構成設定をシステムが使用するかどうかを指定します。以下の値が使用可能です。
    0
    _BESClient_Comm _ProxyServer および _BESClient_Comm_ ProxyPort に指定された値を使用します。
    1
    Internet Explorer の構成設定を使用します。
    重要: Internet Explorer の構成設定を取得できるようにするために、少なくとも 1 人のユーザーがクライアントにログインしているようにしてください。

    デフォルト値: 0 タイプ: ブール値値の範囲: 0 ~ 1 必須: いいえ

    _BESClient_Comm
    _ProxyAutoDetectTryDirect
    Internet Explorer について指定されたプロキシー構成設定をシステムが使用するとき、直接接続を使用できるかどうかを指定します。この設定は、_BESClient_Comm _ProxyAutoDetect = 1 の場合にのみ有効です。以下の値が使用可能です。
    0
    直接接続を試行しません。
    1
    プロキシー接続を確立できない場合に直接接続を試行します。
    2
    直接接続を最初に試行します。

    デフォルト値: 1 タイプ: 数値値の範囲: 0 ~ 2 必須: いいえ

    AutoProxyRawProxyList
    接続の試行先のプロキシーを示す、空白スペースで区切られたリストを指定します。
    注: この設定は、レジストリーのキー HKLM\Software\BigFix\EnterpriseClient\GlobalOptions に保存されます。

    デフォルト値: なしタイプ: 文字列値の範囲: 該当なし必須: いいえ

    AutoProxyRawBypassList
    プロキシーを経由せずに直接接続する URL を示す、空白スペースで区切られたリストを指定します。ワイルドカードとして「*」を使用することができます。
    注: この設定は、レジストリーのキー HKLM\Software\BigFix\EnterpriseClient\GlobalOptions に保存されます。

    デフォルト値: なしタイプ: 文字列値の範囲: 該当なし必須: いいえ

  6. 「OK」をクリックして設定を有効にします。
BigFix 環境の構成に使用できる追加の構成設定については、設定のリストと詳細な説明 を参照してください。