ボトムアップ・データ・フロー:BigFix クライアントから BigFix サーバーへ
BigFix プラットフォーム V9.5 は、UTF-8 を標準のエンコード・システムとして使用して、BigFix クライアントから BigFix サーバーにレポートを送信します。x-bes-report-charset パラメーターは、マストヘッド内で utf-8 に設定されています。この値を変更することはできません。
ボトムアップ・データ・フローの場合、使用する言語、アプリケーション、プラットフォームに関係なく、すべてのテキスト文字を効率的に処理して表示することができます。
BigFix サーバー V9.2 から V9.5 にアップグレードすると、新しい xx-bes-fxf-charset パラメーターと x-bes-report-charset パラメーターを持つ更新後のマストヘッドが、適用環境全体に伝達されます。
BigFix クライアント V9.2 は x-bes-report-charset パラメーターを管理し、クライアント・レポートを UTF-8 でエンコードして BigFix V9.5 サーバーに送信します。ただし、これらのクライアントが認識して UTF-8 に変換できるのは、ローカル・コード・ページに関連する文字のみです。
BigFix クライアント V9.1 は x-bes-report-charset パラメーターを無視し、クライアント構成に応じたエンコード方式 (ローカルのオペレーティング・システムのエンコードや、クライアント設定の _BESClient_DeploymentEncoding_IANAName によって適用されるエンコードなど) を使用してクライアント・レポートを引き続き送信します。
更新後のマストヘッド内の
x-bes-fxf-charset の値が、アップグレードの前にクライアントで使用されていた FXF エンコードの値と異なっている場合、BESClient プロセスを再起動して、新しい値を有効にする必要があります。この場合、以下のように、クライアントの動作はバージョンによって異なります。 - V9.2.6 以降の BigFix クライアントの場合、
BESClientプロセスが自動的に再起動し、新しいマストヘッド・パラメーターが即時に有効になります。 - V9.2.0 から V9.2.5 の BigFix クライアントの場合、更新されたマストヘッドの受信後に初めて
BESClientプロセスを再起動したときに、新しいマストヘッド・パラメーターが有効になります。 - V9.1 の BigFix クライアントは、新しいマストヘッド・パラメーターの影響は受けません。
重要: 更新されたマストヘッドを受信したら、即時に V9.2.0 から V9.2.5 の BigFix クライアントの
BESClient プロセスを再起動して、新しいマストヘッド・パラメーターをアクティブにします。「BES サポート」の下にある使用可能なタスクを使用して、クライアントを再起動します。これらのタスクを見つけるには、BigFix コンソールで、「Fixlet とタスク」リストに「トラブルシューティング: BES クライアントの再起動」でフィルターをかけます。注:
filldb バッファー・ディレクトリーに、レポート・エンコードの予期しない値を使用するレポートが格納されている場合、BigFix を V9.5 にアップグレードすると、クライアントの filldb プロセスが失敗する場合があります。レポート・エンコードの予期しない値の例: ReportEncoding: hp-roman8。このような場合、そのレポートが格納されている filldb バッファー・ディレクトリーをクリーンアップしてから、filldb を再起動してください。