BigFix クライアントの後方互換性

異なるコード・ページと言語で適用されたクライアントのレポートを正しく表示するには、すべてのコンポーネント (サーバー、リレー、クライアント) のバージョンが 9.5 になっている必要があります。

BigFix サーバーを V9.5 にアップグレードする前に、そのサーバーのバージョンが V9.2.3 以降になっていることを確認してください。アップグレードは、以下の順序で実行してください。
  1. サーバーのアップグレード。
  2. リレーのアップグレード。リレーが階層構造になっている場合は、上位のリレーから下位のリレーの順にアップグレードしてください。
  3. クライアントのアップグレード。
BigFix クライアントのバージョンが V9.5 よりも古い場合は、以下の点を考慮する必要があります。
  • 名前または値に ASCII 以外の文字が含まれている設定を持つクライアントをアップグレードする場合、問題が発生することがあります。こうした値を持つカスタム設定が存在する場合、V9.5 にアップグレードした後で、それらの値が変更されていないかどうかを確認してください。
  • V9.2.6 以降の BigFix クライアントは、そのままの状態でサポートされます。追加の構成を行う必要はありません。
  • 更新されたマストヘッドを受信したら、即時に V9.2.0 から V9.2.5 の BigFix クライアントの BESClient プロセスを再起動して、新しいマストヘッド・パラメーターをアクティブにします。「BES サポート」の下にある使用可能なタスクを使用して、クライアントを再起動します。これらのタスクを検出するには、BigFix コンソールで、「Fixlet とタスク」リストに「トラブルシューティング: BES クライアントの再起動」でフィルターをかけます。
  • BigFix クライアント V9.1 では、_BESClient_DeploymentEncoding_IANAName 設定で BigFix サーバーと同じコード・ページ設定が必要です。
  • バージョン 9.1 よりも前の BigFix クライアントとリレーは、サポートされていません。
  • filldb バッファー・ディレクトリーに、レポート・エンコードの予期しない値を使用するレポートが格納されている場合、BigFix を V9.5 にアップグレードすると、クライアントの filldb プロセスが失敗する場合があります。レポート・エンコードの予期しない値の例: ReportEncoding: hp-roman8。このような場合、そのレポートが格納されている filldb バッファー・ディレクトリーをクリーンアップしてから、filldb を再起動してください。