コンピューター・グループの概要

BigFix クライアント・コンピューターをグループ化して、大規模ネットワークのメンテナンスを簡素化することができます。コンピューターをグループ化する方法は、単純な手動での選択から柔軟性の高い自動でのグループ化までさまざまです。

単純なグループ化の手法では、コンピューター・リスト・パネルのリストからグループのメンバーを手動で選択します。手動での選択内容を簡単に確認するには、右クリックで表示されるコンテキスト・メニューから「グループとして表示」をクリックします。作業域に「アドホック・コンピューター・グループ」文書が開き、ここでグループのさまざまなプロパティーを素早く分析できます。アドホック・グループは一時的なものですが、同じコンテキスト・メニューから「マニュアル・グループに追加」を選択することで、永続的なグループを作成できます。これらの手法は簡単ですが、数千台のコンピューターを含むネットワークでは非常に煩わしい作業になる可能性があります。

より強力な手法では、自動でグループ化するための条件を定義します。「ツール」メニューから、「自動コンピューター・グループの新規作成」を選択します。


このウィンドウには、自動的なグループ化の基準を定義するための「自動コンピューター・グループの新規作成」ダイアログが表示されています。

ここでは、特定のコンピューター・プロパティーの値に基づいてグループのメンバーシップを定義できます。例えば、関連式を使用して、IP アドレスの範囲、オペレーティング・システム、アプリケーション、およびその他多数の条件によってコンピューターをグループ化することができます。こうして作成されるグループでは、メンバーの登録と登録解除が自動で行われるというメリットがあります。このため、コンピューターの用途を別のタスクや部門に変更すると、グループがオペレーターの介入なしに自動的に切り替えられます。