暗号化リカバリー鍵キー・エスクロー生成の失敗

このページでは、BigFix Server が RHEL 10.0にインストールされている場合の 暗号化リカバリー・キー・エスクロー生成失敗のトラブルシューティングについて説明しています。

問題

RHEL 10.0で BigFix WebUI サーバーが実行されているとき、ユーザーが 「MCM」 > 「管理者」 > 「リカバリー・キー・エスクロー」 > 「リカバリー・キー・エスクローの生成」から暗号化リカバリー・キー・エスクローを生成しようとすると、そのアクションが失敗する。

原因

この問題は、Linux システムで BigFix をデプロイした場合にのみ発生します。Node.js V18 を実装した WebUI は、RHEL7 上では実行されません。そのため、RHEL 8 にアップグレードする必要があります。デフォルトでは、RHEL8 には libnsl がインストールされていないため、http://software.bigfix.com/download/bes/util/CryptoUtility-linux-1.0.0.x64 からダウンロードされ、/var/opt/BESServer/Applications/CryptoUtility に保存された CryptoUtility は実行されません。

解決策

この問題を解決するには、RHEL 8マシンで以下のコマンドを実行しては、libnbl を手動でインストールし、暗号化リカバリー・キー・エスクローの生成を再試行します。
yum install libnsl
これにより、CryptoUtility 自体が正常に実行され、WebUI から「Escrow キーの生成」アクションが完了されます。
Note: yum コマンドをデフォルトで実行するには、RHN に RHEL インスタンスを登録しなければなりません。