Automation Plan Engine のアップグレード

Automation Plan Engine をアップグレードするには、 Task コンソールから BigFix を実行します。ここでは 2 つのアップグレード・シナリオについて説明します。BigFix のバージョンを V8.2 から V9.5 にアップグレードし、Automation Plan Engine をアップグレードする場合は、1 つ目の手順を使用します。BigFix を V9.x から V9.5 にアップグレードし、Automation Plan Engine をアップグレードする場合は、2 つ目のシナリオを使用します。この手順は、Microsoft Windows と Linux のアップグレードで同じです。ただし、プラットフォーム固有とされる箇所は除きます。

BigFix V8.2 からのアップグレード

以前 Server Automation V8.2 で BigFix を実行していて、BigFix システムを V9.5 にアップグレードした場合は、以下のステップを実行して Automation Plan Engine をアップグレードします。

手順

  1. BigFix を V9.5 にアップグレードした後、ご使用の BES Server Plugin Service のバージョンが V2.0.0.0 以降であることを確認します。必要に応じて、BES Server Plugin Service を更新します。BES Server Plugin Service のバージョンを確認するには:
    • Microsoft Windows® システムでは、BES Server Plugin Service ファイルは MFS.exe ディレクトリー内の C:\Program Files (x86)\BigFix Enterprise\BES Server\Applications ファイルです。ファイルを右クリック MFS.exe して「プロパティ 」を選択してから「詳細」タブを選択して、バージョン番号を確認します。
    • Linux システムでは、BES Server Plugin Service 実行可能ファイルは /var/opt/BESServer/Applications ディレクトリー内の MFS 実行可能ファイルです。MFS-Linux.ver ファイルには MFS バージョンが含まれています。このバージョンを表示するには、cat MFS-Linux.ver コマンドを使用します。
  2. BigFix をV9.5 にアップグレードした後、Configure REST API credentials for BES Server Plugin Service Task は関連状態になります。この Task を実行して、BigFix サーバーを対象に設定します。
    1. BigFix として console master operator にログインし、Server Automation domain に移動します。
    2. 「Automation」ノードから、「セットアップと保守」をクリックして Configure REST API credentials for BES Server Plugin Service Task を選択します。
    3. 「説明」セクションにマスター・オペレーターの資格情報を入力し、「アクションの実行」をクリックします。
    4. 「アクションの実行」ダイアログ・ボックスで、BigFix サーバーがインストールされているシステムを対象にします。
    少し時間が経過すると、Install Latest Automation Plan Engine Task が関連状態になります。
  3. Task を対象にして Install Latest Automation Plan Engine BigFix を実行します。Automation Plan Engine の最新バージョンが、インストール・ディレクトリーの BES Server\Applications\PlanEngine サブ・ディレクトリーにインストールされます。

BigFix V9.x からのアップグレード

BigFix を V9.x から V9.5 へアップグレードした場合は、Install Latest Automation Plan Engine Task を使用して Automation Plan Engine をアップグレードします。Task をインストールする場合も同じ Automation Plan Engine を使用します。Automation Plan Engine がインストールされると、インストールされている Task のバージョンが Automation Plan Engine 中のバージョンより以前のものである場合は、Install Latest Automation Plan Engine Task が関連します。

このタスクについて

アップグレードの前に、Install Latest Automation Plan Engine Task は Automation Plan Engine をシャットダウンして削除します。

注:
  • インストール・ディレクトリーの Install Latest Automation Plan Engine サブ・ディレクトリー内のファイルが別のユーザーまたはアプリケーションによってアクセスされている場合、BES Server\Applications\PlanEngine Task は既存の Automation Plan Engine インスタンスを完全に削除することができません。Install Latest Automation Plan Engine Task が正常に実行されるようにするには、Task を実行する前に、このディレクトリーにアクセスする他のすべてのアプリケーションを閉じる必要があります。
  • Install Latest Automation Plan Engine タスクが実行され、BES サーバー Plugin Service が Plan Engine を開始しない場合、このタスクの状況は「失敗」と表示されます。BES サーバー Plugin Service が Plan Engine を開始すると、このタスクの状況は「完了」と表示されます。

Automation Plan Engine をアップグレードするには、以下のステップに従ってください。

手順

  1. BigFix として console master operator にログインし、Server Automation domain に移動します。
  2. 「Automation」ノードで「セットアップと保守」をクリックし、「Install Latest Automation Plan Engine」Task を選択します。セットアップと保守
  3. 「アクションの実行」をクリックします。
  4. 「アクションの実行」ダイアログ・ボックスで、BigFix サーバーがインストールされているシステムを対象にします。
  5. 「OK」をクリックします。Automation Plan Engine の最新バージョンが、インストール・ディレクトリーの BES Server\Applications\PlanEngine サブ・ディレクトリーにインストールされます。

タスクの結果

最新バージョンの Automation Plan Engine がインストールされます。BigFix サーバー・プラグイン・サービスが、Automation Plan Engine を自動的に再起動します。Automation Plan Engine は、アップグレード前に実行されていたすべての Automation Plan actions および step actions の処理を再開します。config.xml ファイルと log4j.prop ファイル内のすべての構成データは、アップグレードによって変更されることはありません。Install Latest Automation Plan Engine Automation Plan Engine にインストールされた Task のバージョンは、インストール・ディレクトリーの pe_console.log サブ・ディレクトリーにある \BES Server\Applications\Logs ファイルに記録されます。

注: log4j.prop フォルダーにある BES Server\Applications\PlanEngine\config ファイルの「ローカル設定」セクションのどのエントリーも、コメント解除して有効にすることはしないでください。これらの設定のいずれかをコメント削除によって有効にすると、エラーが発生する場合があります。