ソフトウェア配信の新機能

BigFix for ソフトウェア配信アプリケーションの更新には、ソフトウェア配信サイト向けの一連の機能、改良、およびバグ修正が含まれている場合があります。

最新リリースの新機能

BigFix プラットフォーム・バージョン 9.1 以降の「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードでは、潜在的なセキュリティー脆弱性に対処するため、ファイルのアップロードにアップロード・マネージャー・ツールではなく、BigFix プラットフォームを使用するように変更されています。このため、ユーザーはファイルのアップロードが完了するまでダッシュボードにとどまる必要があります。ダッシュボードの外部でアップロード・マネージャー・ツールを使用する場合は、最新バージョンに更新する必要があります。

その他の変更:
  • 「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードから特定のパッケージをエクスポートできない問題を修正しました。
  • 「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードで作成された Fixlet が適切なタイム・スタンプで記録される問題を修正しました。
  • 英語以外のシステムでコンテンツが翻訳されない Software Offers のクライアント・ダッシュボードの問題を修正しました。
  • Linux BigFix デプロイメント向け Upload Maintenance Service がデータベースに接続できない問題を修正しました。
  • 「ソフトウェア配信適用の結果」の分析が強化され、返される行の数が 200 から 1000 に増えました。
  • 「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードの文言を少し変更しました。

ソフトウェア配信アプリケーションの更新バージョン 7.2 の新機能

1. Software Distribution バージョン 7.2 の機能と機能拡張
機能 説明
Unicode サポート
BigFix バージョン 9.5 での Unicode サポートにより、BigFix server は任意の言語をサポートできます。ただし、Fixlet では Unicode はサポートされていません。複数の言語が検出された場合の警告メッセージが「ソフトウェア配信パッケージの管理」ダッシュボードに追加されました。このメッセージは、サポートされていない Unicode 文字に関連する以下のシナリオで表示されます。
  • フィールドに Unicode 文字が含まれているパッケージを作成、編集、またはコピーする場合。
  • 名前に Unicode 文字が含まれているファイルをアップロードする場合。
  • ユーザーが指定した圧縮ファイル名に Unicode 文字が含まれているフォルダーをアップロードする場合。
  • ユーザーが指定したファイル名に Unicode 文字が含まれているファイル URL を追加する場合。
  • ユーザーが Unicode 文字を含むアクション・スクリプトまたは関連度を手動で入力する Fixlet を作成する場合。
  • ファイル名に Unicode 文字が含まれているパッケージからデフォルト・タスクを作成する場合。
既知のバグ
  • ダッシュボードでは、偽陰性評価が原因でサポート対象外の Unicode 文字にサポート対象のフラグが設定される場合があります。サポートされない Unicode 文字を検索するためのチェックは非常に広範です。サポートされる文字が一部の環境で制限される場合があります。
  • パッケージ・フォルダー内のいずれかのファイルに、BigFix server で設定されている言語とは異なる文字が含まれている場合、エラーが発生します。Unicode 文字を含む名前を持つファイルがパッケージに含まれている可能性がある場合、そのパッケージのフォルダーの内容をチェックする方法はありません。
パッケージ・ファイル URL ソース・オプション

HCL ソフトウェア配信チームは、ファイルの URL を使用してパッケージにファイルを追加する機能を最近リリースしました。「ソフトウェア配信パッケージの管理」ダッシュボードで使用できるこのオプションで、ファイルをすぐにダウンロードするか、Fixlet の実行中にダウンロードするかを選択できます。

バグの修正
  • 名前とメタデータに文字列 %00 が含まれるファイルをアップロードする際の「ソフトウェア配信パッケージの管理」ダッシュボードの問題を修正しました。
  • 「ソフトウェア配信パッケージの管理」ダッシュボードで不適切な形式の OSD ファイルをアップロードすると、エラーが表示される問題を修正しました。

ソフトウェア配信アプリケーションの更新バージョン 7.1 の新機能

2. Software Distribution バージョン 7.1 の機能と機能拡張
機能 説明
インポートおよびエクスポートの進行状況インジケーター

パッケージのインポートおよびエクスポート機能の進行状況を追跡できるようになりました。インポートおよびエクスポート機能の詳細については、『パッケージのインポートおよびエクスポート』を参照してください。

エクスポートされたパッケージの名前変更

デフォルトのファイル名形式を使用したくない場合にエクスポートされたパッケージのファイル名を変更できるようになりました。詳しくは、『パッケージのエクスポート』を参照してください。

アプリケーション管理グループのデプロイメント・タイプの変更

アプリケーション管理グループのタスク・デプロイメント・タイプを、最初に削除せずに変更できるようになりました。

DMG パッケージ・ファイル・タイプの拡張オプション

DMG ファイル・タイプで使用できるオプションが追加されました。これらのオプションは配信タスクの作成時に設定できます。詳しくは、『配信リストの作成』を参照してください。

バグの修正
  • 「ソフトウェア配信パッケージの管理」ダッシュボードでフォルダーのアップロードに失敗する問題と、圧縮フォルダーの無効な文字が原因で Fixlets が失敗する問題を修正しました。
  • 複数の圧縮フォルダーを参照する Fixlet がすべてのフォルダーを適切に展開できない問題を修正しました。
  • 特定のパッケージを Linux BigFix サーバーにエクスポートできない問題を修正しました。
  • Windows 2003 システムで Upload Maintenance Service を実行できない問題を修正しました。
  • Software Offers のクライアント・ダッシュボードの「BES クライアント UI」ウィンドウで「提案」タブが完全に展開されない問題を修正しました。
  • 特定の Windows BigFix デプロイメントでファイルのアップロードが保留中のままになる問題を修正しました。
  • 特定の MSI ファイルをアップロードできない問題を修正しました。
  • セルフサービス・ポータル (SSP) での cookie オーバーフローの問題を修正しました。
  • SSP でマスター以外のオペレーターがタスクをデプロイできない問題を修正しました。TSP を更新し、SSP から発行されたタスクに対する追加の構成設定をサポートしました。
  • Upload Manager ユーティリティーが更新され、32ビット Windows システムで発生するポップアップが削除されました。
  • Upload Manager ユーティリティーで圧縮フォルダーのファイルに元のファイルとは異なるタイム・スタンプが設定される問題を修正しました。
  • 「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードのインポートおよびエクスポート機能で使用される zip および unzip ユーティリティーがソフトウェア配信サイトでホストされ、いつでもダウンロードできるようになりました。
  • SSP でキャッシュされることを意図していないページがキャッシュされる問題を修正しました。
  • ソフトウェア配信のダウンロード・プラグインとアップロード保守サービス Fixlets に の関連度の問題を修正しました。Fixlet が適切なシステムにのみ関連するようになりました。
  • 圧縮フォルダー名に特定の文字が含まれている場合に actionscript が失敗する問題を修正しました。
  • ログ・ファイルが存在する場合に actionscript が失敗する問題を修正しました。
  • 「ソフトウェア配信」ダッシュボードを使用して Fixlet を編集するときに特定のパラメーターが表示されない問題を修正しました。
  • Fixlet actionscript がデフォルト・アクションとしてマークされている場合に「ソフトウェア配信」ダッシュボードで Fixlet を編集できない問題を修正しました。
  • アプリケーション管理グループ内の特定の文字が原因でデプロイメントが失敗する問題を修正しました。
  • パッケージ・エクスポート・プロセスが実際には成功しているにもかかわらず「失敗」と表示される問題を修正しました。
  • SPB パラメーター内の特定の文字が原因でデプロイメントが失敗する問題を修正しました。
  • オペレーターがもう存在しない「アプリケーション管理グループ」タスクの警告メッセージを改善しました。
  • マスター以外のオペレーターがマスター・オペレーターのタスクを編集しようとしたときのエラー・メッセージを改善しました。

ソフトウェア配信アプリケーションの更新バージョン 7.0 の新機能

Software Distribution の更新 V 7.0 には、以下の新機能と機能拡張が含まれています。
3. Software Distribution バージョン 7.0 の機能と機能拡張
機能 説明
AIX システムの SPB サポート

BigFix for ソフトウェア配信では、Windows および Linux システムの SPB サポートに加えて、BigFix プラットフォームでサポートされる AIX エンドポイントに SPB ファイルをデプロイできるようになりました 。プラットフォームでサポートされるクライアントの完全なリストについては、『http://support.bigfix.com/cgi-bin/redir.pl?page=besclients-nonwindows』を参照してください。

SPB ファイルを AIX エンドポイントにインストールするタスクは、「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードから作成してデプロイできます。

Microsoft Application Virtualization (App-V) バージョン 5.0 のサポート BigFix for ソフトウェア配信で、App-V バージョン 5.0 のパッケージの配信と管理がサポートされるようになりました。
プリインストールおよびポストインストール・コマンド タスクの作成後にタスクを編集するのではなく、ウィザードを使用してインストール・タスクの作成時に追加のコマンドを組み込むことができるようになりました。
パッケージのインポートおよびエクスポート

あるデプロイメントから作成されたパッケージをエクスポートして別のデプロイメントにインポートすることが、いくつかのボタンをクリックするだけで簡単にできるようになりました。この機能を使用すると、必要なパッケージを手動で再作成する時間を節約できます。詳しくは、『パッケージのインポートおよびエクスポート』を参照してください。

このマイグレーション機能は BigFix バージョン9.1 以降で使用できます。

アップロードされたフォルダーの名前変更 この機能は、コンテンツのフォルダー全体をパッケージに追加するときにネストされたフォルダーを圧縮することを選択した場合に使用できます。
追加の actionscript 終了マーカー
「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードから作成されたタスクに、識別を容易にするための追加の終了マーカーが含まれるようになりました。終了マーカーは、ユーザーがタスクを編集するたびに更新される actionscript の最終ステップを識別します。
注: actionscript に対して行ったカスタム変更が上書きされないように、マーカーの外にあることを確認してください。

マーカーについて詳しくは、KB の記事『SWG21668807』( HCL ソフトウェア) を参照してください。

Upload Manager のロギング機能

トラブルシューティングのため、インストール・ファイルをアップロードするための新しいログが用意されています。

「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードからソフトウェア・パッケージをアップロードする場合は、<Windows Temp>\SoftwareDistributionLogs\Uploadmanager にあるログにアクセスします。

BigFix コンソールの外部からソフトウェア・パッケージをアップロードする場合は、コマンド・ラインから以下のスイッチを使用してログにアクセスします。
- log <log file>
Upload Manager について詳しくは、『ソフトウェア・リポジトリーのマイグレーション』を参照してください。
バグの修正
  • Linux Upload Maintenance Service のプロセス・モニターにデータベース・パスワードが表示されなくなりました。
  • ソフトウェア配信タスクを編集するときに、「システム・ユーザーとして実行」「現在のユーザーとして実行」の切り替えが意図したとおりに動作するようになりました。
  • UNIX システムでインストール・コマンドが機能しない問題を修正しました。
注: Linux BigFix サーバーの Upload Maintenance Service を更新する必要があります。「Fixlet 6: TEM サーバー: TEM Upload Maintenance Service のアップグレード」を使用してください。

ソフトウェア配信アプリケーションの更新バージョン 6.0 の新機能

ソフトウェア配信の更新 V 6.0 には、以下の新機能と機能拡張が含まれています。
4. Software Distribution バージョン 6.0 の機能と機能拡張
機能 説明
Solaris での PKG ファイルのインストールのサポート PKG ファイルを Solaris エンドポイントにインストールするタスクを「ソフトウェア配信の管理」ダッシュボードから作成してデプロイできるようになりました。
AIX および Solaris のセルフサービス・ポータル (SSP) のサポート SSP では、AIX および Solaris オペレーティング・システムでコンピューターを追加および削除できるようになりました。また、「SSP 登録管理」ダッシュボードでユーザーをこれらのマシンからユーザーをブロックできます。
「SSP 登録管理」ダッシュボードの機能拡張 スクロール・ビューでコンピューターの検索、ソート、およびページングを行うことで、ダッシュボードのパフォーマンスを高めることができるようになりました。
デプロイ時に変更可能な SPB 変数 SPB ファイルを使用したソフトウェア配信タスクでは、カスタマイズ可能なタスクの作成を可能にする変数テンプレートの作成がサポートされます。
インストール・ファイルのカスタム・ディレクトリーのサポート ソフトウェア配信タスクで、デフォルト・ロケーションを使用する代わりに、ファイルをダウンロードして実行するためのカスタム・ファイル・パス・ロケーションを指定できるようになりました。
注: 「ソフトウェア配信」ダッシュボードから作成された、SHA-1 検証を使用する古いタスクを、SHA-256 検証を使用できるタスクに自動的に変換する拡張オプション。詳しくは、『SHA-256 タスク変換』を参照してください。