ターゲットの完全一致または最良一致の検出

Remote Control では、デフォルトで完全一致オプションが有効になっています。このオプションは、ターゲットの完全一致を検出するために使用されます。一致を検出するために 4 つの条件が使用されます。これらの条件は、Virtual Product Data (VPD)、UUID、MAC_ADDRESS、および COMPUTERNAME です。完全一致の定義は、データベース内でこの 4 つの条件すべてに一致するターゲットを検出することです。ただし、ターゲットでいずれかの値が変更される場合、さらに以下の 2 つのプロパティーを使用して一致を検索できます。

  • match.change.notification - ターゲットの任意の条件値が変更される場合に使用できます。
  • match allow.data.changes - ターゲットの 1 つの条件値のみが変更される場合に使用できます。このオプションは最良一致として定義されます。
match.change.notification
True
この値はデフォルト値です。ターゲットはその詳細を tgt_info.proprties ファイルにローカルに保存します。このファイルは、ターゲット・レジストリーの WorkingDir プロパティーで定義されたターゲットの作業ディレクトリーにあります。ターゲットがサーバーと接続するときに、ターゲットは以前の詳細と新しい詳細を送信します。4 つの条件の完全一致を検索するために以前の詳細が使用されます。
一致項目なし。
一致する項目が検出されない場合、新規ハードウェア・キーが生成され、データベースに新規ターゲット項目が作成されます。
1 件の一致項目。
一致する項目が 1 つ検出されると、一致するデータベース項目の詳細が更新されます。
複数の一致項目。
複数の一致が検出される場合は、最初に一致した項目が使用されます。この状況が発生することはほとんどありません。
False
古いターゲットの詳細はサーバーに送信されず、変更後の新しい詳細を使用して一致項目の検出が試行されます。ただし、4 つの条件のうち 1 つのみが変更され、match.allow.data.changes プロパティーが true に設定されている場合、最良一致が検索されます。
match.allow.data.changes
このプロパティーは、データベース内のターゲットとの最良一致を検出するために使用されます。
True
この値はデフォルト値です。true に設定されている場合は、4 つの条件のうち 3 つの条件がすべて登録済みターゲットと一致すると最良一致になります。
一致項目なし。
一致する項目が検出されない場合、新規ハードウェア・キーが生成され、データベースに新規ターゲット項目が作成されます。
1 件の一致項目。
一致する項目が 1 つ検出されると、一致するデータベース項目の詳細が更新されます。
複数の一致項目。
複数の一致項目が検出される場合は、新しいハードウェア・キーを作成します。
False
完全一致プロセスが使用可能であり、4 つのターゲット条件すべてに一致する項目が検出されない場合、最良一致オプションは考慮されません。match.change.notifications の値によっては、一致が検出されない場合は、データベースに新規ターゲット項目が作成されます。