インストールされているコントローラーを使用して管理対象セッションを開始する

管理対象セッションを開始する際に、Java Web Start 方式ではなく、インストールされているコントローラーを使用するようにサーバーを構成できます。Java Web Start プラグイン・メソッドは、バージョン 10.0.0 Update 8 (ビルド番号 0802) 以降の Remote Control で非推奨になっています。この機能により、セッションを素早く開始することができます。また、セッションの起動時に表示される警告メッセージのウィンドウが表示されなくなります。

始める前に

この機能を使用するには、リモート・コントロール・セッションを開始する前に、コントローラー・システム上にコントローラー・コンポーネントをインストールしておく必要があります。

このタスクについて

trc.properties ファイルの always.use.preinstalled.controller プロパティーを使用して、この機能を制御します。このプロパティーを true に設定して管理対象セッションを開始すると、.trcjws ファイルの代わりに .jnlp ファイルが作成されます。この機能によって、管理対象セッションを開始するときに、システムの JRE を使用する必要がなくなります。

手順

  1. サーバー UI で、「アドミニストレーター」 > 「プロパティー・ファイルを編集」をクリックします。
  2. trc.properties を選択します。
  3. always.use.preinstalled.controllertrue に設定し、「送信」をクリックします。
  4. 「アドミニストレーター」 > 「アプリケーションをリセット」をクリックします。

タスクの結果

管理対象セッションを開始すると、Java Web Start 方式ではなく、インストールされているコントローラーが使用されます。
注: サーバーで FIPS または NIST SP800-131A の準拠が有効になっている場合、このプロパティーは機能しません。FIPS または NIST SP800-131A の準拠が有効になっている場合、インストールされているコントローラーが常に使用されます。