差分分析レポート

「差分分析」レポートでは、2 組のスキャン結果が比較され、URL とそこで発見されたセキュリティー問題の差異が示されます。

このタスクについて

ベース・スキャンおよびターゲット・スキャンを選択すると、AppScan® が 2 つの結果を比較し、セキュリティーの状況が 2 つのスキャンの間でどのように改善されたか、あるいはどのように悪化したかを確認できます。

現在ロードしているスキャンと保存してあるスキャンを比較したり、保存してある 2 つのスキャンを比較したりできます。

スキャンの比較では、以前のスキャンをベース・スキャンとして使用するのが一般的です。差分分析レポートにより、ターゲット・スキャンの結果とベース・スキャンの結果がどのように違うかが分かります。

差分分析レポートは次のセクションで構成されています。

セクション・タイトル

出力される情報

全般情報

ベース・スキャンおよびターゲット・スキャンの名前と位置をリスト。

説明

スキャンに含まれる情報の説明。

ホストごとの問題

各スキャンで検出された、重大度が高、中、低、情報の各問題数、および合計問題数を表形式で表示。

アプリケーション URL

(ある場合) 新規/削除済み/残りの URL の数を示す棒グラフと、各タイプの全リスト。

セキュリティー問題

(ある場合) 新規/解決済み/残りのセキュリティー問題の棒グラフ、両スキャンの重大度 (高/中/低/情報) の分布を示す棒グラフ、すべての新規/解決済み/残りの問題の全リスト。

次の図は、差分分析レポートのサンプルです。

手順

  1. 「ダッシュボード」ビュー、「データ」ビュー、または「問題」ビューで、「レポート作成]>「差分分析」をクリックします。
  2. ベース・スキャンを選択します (通常は、比較する 2 つのスキャンのうち古い方)。「ベース・スキャン」エリアで、次のいずれかを実行します。
    • 「現在のスキャン」ラジオ・ボタンをクリックします。
    • 「保存済みスキャン」ラジオ・ボタンをクリックし、保存済みのスキャン・ファイルの位置を参照します。
  3. ターゲット・スキャンを選択します (通常は、比較する 2 つのスキャンのうち新しい方)。「ターゲット・スキャン」エリアで、次のいずれかを実行します。
    • 「現在のスキャン」ラジオ・ボタンをクリックします。
    • 「保存済みスキャン」ラジオ・ボタンをクリックし、保存済みのスキャン・ファイルの位置を参照します。
  4. レポートの外観を制御するには、「レポート・レイアウトのカスタマイズ」リンクを開きます。詳しくは、「レポート・レイアウトのカスタマイズ」を参照してください。
  5. 「作成」をクリックし、「保存」をクリックしてレポートをファイルに保存します。
    AppScan には、レポート作成の進行状況を示すステータス・バーが表示されます。
  6. レポートを表示するには、「レポートを開く」をクリックします。
    レポートが新しいタブで開き、表示されます。