複数マシン環境での AppScan® Source コンポーネントのインストール
AppScan® Source コンポーネントは複数のマシンにインストールすることができます。このシナリオでは、コンポーネントは、複数マシン環境で展開されています。HCL® AppScan® License Server、AppScan® Enterprise Server、AppScan® Source のクライアント製品および AppScan® Source Database は、すべて別のマシンにインストールされています。
このタスクについて
- マシン A への HCL AppScan Local License Server のインストール
- マシン B への HCL AppScan Enterprise Server のインストール
- マシン C への AppScan Source クライアント製品のインストール
- AppScan Source へのログイン
- AppScan® Source で必要なコンポーネントをインストールする前に、そのコンポーネントがご使用のオペレーティング・システムをサポートしていることを確認するため、コンポーネントのシステム要件を参照してください。
- 適切なライセンスを取得します。「AppScan Source 製品のライセンスの取得および適用方法」を参照してください。
マシン A への HCL® AppScan® Local License Server のインストール
HCL® AppScan® License Server は、AppScan® Enterprise Server ライセンスをホスティングするために使用されます。これは、AppScan® Source フローティング・ライセンスのホスティングにも使用できますが、これについては、以下の説明では取り上げません。
このタスクについて
サポートされる HCL® AppScan® License Server バージョンが既にインストールされている場合は、HCL® AppScan® License Server のインストールについて説明する手順をスキップできます。License Key Administrator の起動およびライセンスのインポートについて説明する手順に進みます。サポートされている HCL® AppScan® License Server のバージョンについては、 AppScan® Enterprise Server システム要件 および AppScan® Source システム要件 に説明されています。
手順
- HCL® AppScan® License Key Server イメージ (AppScan® Source 製品 DVD にあるか、または HCL ソフトウェア・ライセンス管理ポータル で AppScan® Source eAssembly の一部としてダウンロードされています) を見つけます。
- イメージをローカル・ドライブに抽出し、生成されたディレクトリー内の RLKSSERVER_SETUP\disk1\launchpad.exe を実行します。
- HCL® AppScan® License Server インストーラーで、「インストールまたは更新」HCL® AppScan® Local License Key Serverをクリックします。
-
HCL® Installation Manager がまだシステムにインストールされていない場合には、インストール用に起動されます。
- 「パッケージのインストール」ウィザードの最初のページで、「HCL® Installation Manager」チェック・ボックスとその下のすべての項目のチェック・ボックスが選択されていることを確認します。「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス」ページで、ご使用条件を読みます。ご使用条件の条項に同意するときは、「使用条件の条項に同意します」をクリックし、「次へ」をクリックします。
- 「位置」ページでインストール・ディレクトリーを指定して「次へ」をクリックします。
- インストールされる内容の概要が「概要」ページに表示されます。選択内容を変更する場合は、「戻る」をクリックして、前のページに戻ります。インストールの選択内容がそのままでよければ、「インストール」をクリックします。
- インストールが完了したら、「Installation Manager の再起動」をクリックします。これによって Installation Manager が起動し、インストールできるようになります。
- 「パッケージのインストール」ウィザードの最初のページで、「HCL® AppScan® Local License Key Server」チェック・ボックスとその下のすべての項目のチェック・ボックスが選択されていることを確認します。「次へ」をクリックします。
- 「前提条件」ページで、すべてのアプリケーションを閉じてアンチウィルス・ソフトウェアを無効にするように指示されます。これらの予防タスクを完了してから「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス」ページで、ご使用条件を読みます。ご使用条件の条項に同意するときは、「使用条件の条項に同意します」をクリックし、「次へ」をクリックします。
- 「位置」ページでインストール・ディレクトリーを指定して「次へ」をクリックします。
- 必要に合わせて「パッケージ・グループ」ページへの入力を行います (例えば、Installation Manager を使用するのが初めてであり、既存のパッケージ・グループがない場合には、デフォルト設定のままにしてください)。「次へ」をクリックします。
- 「翻訳」選択ページで、インストールする各国語を選択します。「次へ」をクリックします。
- 「フィーチャー」ページで、すべてのフィーチャーが選択されていることを確認して、「次へ」をクリックします。
- インストールされる内容の概要が「概要」ページに表示されます。選択内容を変更する場合は、「戻る」をクリックして、前のページに戻ります。インストールの選択内容がそのままでよければ、「インストール」をクリックします。
- インストールが完了したら、「終了」をクリックして HCL® Installation Manager を閉じます。
- Windows™ の「スタート」メニューから HCL® AppScan® License Key Administrator を起動します。
- HCL® AppScan® License Key Administrator が開始すると、License Key Administrator ウィザードのプロンプトが表示されます (ウィザードが自動的に開かない場合は、メイン・メニューから を選択します)。ウィザードで、「ライセンス・ファイルをインポート」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス・ファイルのインポート」パネルで「参照」をクリックして、AppScan® Enterprise Server ライセンス・ファイルにナビゲートします。参照ダイアログ・ボックスでそのファイルを開き、「インポート」をクリックします。
- インポートする 1 つまたは複数のライセンスを確認すると、「ライセンス・サーバーの再起動」ダイアログ・ボックスが開きます。「はい」をクリックして、ライセンス・サーバーを再始動します。ライセンス・サーバー・サービスの始動が失敗した場合は、Windows™ サービス管理ツールを開きます。ツールで、「FLEXlm License Manager」を見つけて開始します。
マシン B への HCL® AppScan® Enterprise Server のインストール
Enterprise Server のインストール方法については、「HCL® ソフトウェア製品資料」の対話式インストール・ガイドを参照してください。
このタスクについて
「AppScan® Enterprise 計画およびインストール・ガイド」には、HCL® AppScan® Enterprise Server のインストール・イメージが付属しています。対話式インストール・ガイドは、 AppScan Enterprise の資料に記載されています。
マシン C への AppScan® Source クライアント製品のインストール
このタスクについて
AppScan® Source クライアント製品および AppScan® Source Databaseをインストールする順序は自由です。クライアント製品をインストールしてからデータベースをインストールしても、その逆でも構いません。
手順
- HCL® AppScan® Source 製品の zip ファイルを見つけます (AppScan® Source メディア・パックにあるか、または HCL ソフトウェア・ライセンス管理ポータル で AppScan® Source eAssembly の一部としてダウンロードした電子イメージにあります)。
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イメージをローカル・ドライブに解凍します。そのディレクトリーは、以下の通りです。
- Microsoft™ Windows™: 実行 AppScanSrc_Installer.exe
- Linux™: setup.bin を root として実行します。
インストール・ウィザードの起動に関する詳細は、インストール・ウィザードの開始 に記載されています。
- インストール・パネルに表示される各国語を選択できる画面が表示されます。言語を選択し、「OK」をクリックして続行してください。
- インストール・ウィザードには、ライセンスに関する重要な通知が表示されます。ライセンスの詳細については、「AppScan Source 製品のライセンスの取得および適用方法」を参照してください。HCL ライセンスが利用可能な場合は、「OK」をクリックして続行します。
- インストール・ウィザードを起動すると、「ようこそ - インストール・ウィザード」パネルが開き、現在開いているアプリケーションをすべて終了することを勧めるメッセージが表示されます。「次へ」をクリックして、インストール手順を開始します。
- 「コンポーネントの選択」インストール・パネルで、「クライアント・コンポーネントの選択」を選択し、インストールするコンポーネントを選択します。
- AppScan® Source for Analysis
- AppScan® Source Command Line Interface
- AppScan® Source for Development for Visual Studio 2019
- AppScan® Source for Development for Eclipse, MobileFirst (デフォルトでは未選択)
デフォルトでは、「クライアント・コンポーネントの選択」を選択する場合、AppScan® Source for Development プラグイン・コンポーネントが選択解除されて、それ以外のすべてのコンポーネントが選択されています。
インストールしたいコンポーネントを選択したら、「次へ」をクリックして次のインストール・パネルに進みます。
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「モデルのインストール」インストール・パネルでは、AppScan® Source を AppScan® Enterprise Server と連携するように構成するか、スタンドアロン・ツールとして構成するかを指定できます。
- AppScan® Source エンタープライズ・モード
スキャン構成、フィルター、ルール、および評価は AppScan® Source クライアント間で共有できます。
- AppScan® Source スタンドアロン・モード
スキャン構成、フィルター、ルール、および評価はローカルに格納され、AppScan® Source クライアント間で共有できません。
選択した後に、 「次へ」 をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。 - AppScan® Source エンタープライズ・モード
- 「インストール・ターゲットの指定」ページで、インストール・ディレクトリーを指定します。オペレーティング・システムごとのデフォルトのディレクトリーは、次のとおりです。
- 64 ビット・バージョンの Microsoft™ Windows™:
<SYSTEMDRIVE>:\Program Files\HCL\AppScanSource
- Linux™: root ユーザーの場合は、インストール・ウィザードによってソフトウェアが /opt/hcl/appscansource にインストールされます。root ユーザーではない場合は、デフォルトでは <home_directory>/AppScan_Source にインストールされる AppScan® Source for Development Eclipse プラグインをインストールできます。
重要:- インストール・ディレクトリー名には、英文字のみを使用できます。名前に英文字以外の文字が使用されているフォルダーは許可されません。
- Windows™ にインストールする場合、AppScan® Source コンポーネントをインストールするには管理者特権が付与されている必要があります。
- Linux™ にインストールする場合、AppScan® Source サーバー・コンポーネントをインストールするには、root 特権が必要です。
「次へ」 をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。
- 64 ビット・バージョンの Microsoft™ Windows™:
-
Automation Server を起動するにはユーザー名とパスワードを入力します。
「サーバー接続」ページで AppScan® Enterprise サーバーの詳細を既に指定している場合は、Automation Server ホストが有効になります。
「次へ」 をクリックして、次のインストール・パネルに進みます。
- 言語パックの選択パネルで、インストールする言語パックを選択します。言語パックをインストールすると、AppScan® Source のユーザー・インターフェースは、オペレーティング・システムがそのロケールで動作している場合、その言語で表示されます。
デフォルトでは、「英語」が選択されています (これは選択解除できません)。インストール・ウィザードで英語以外の言語が表示されている場合 (つまり、インストール・ウィザードの「ようこそ」パネルで英語以外の言語が選択されている場合)、このパネルでもその言語が選択されます (ただし、選択解除できます)。
インストールする言語パックを選択したら、「次へ」をクリックして次のインストール・パネルに進みます。
注: 特定の言語パックをインストールしていない場合、インストール後にその言語を追加することはできません。 - ご使用条件の条項を確認して同意し、「次へ」をクリックして続行します。
- 先に進む前に、インストール・オプションの概要を確認します。選択内容を変更する場合は、「前へ」をクリックして、前のページに戻ります。インストールの選択内容がそのままでよければ、「インストール」をクリックします。インストーラーによって、ハード・ディスクにファイルがコピーされます。
Linux™ サーバー・インストール場合のみ、ファイルをコピーした後、デーモン・ユーザーを指定する必要があります。デフォルト・ユーザー
ounce
を作成する場合は「ユーザー 'ounce' を作成」を選択し、既存のユーザーで実行する場合は「既存のユーザーで実行」を選択します。(インストールによって、ユーザーが存在することが検証されます。選択されたユーザーには有効なシェルが必要となることに注意してください。)インストール中に「キャンセル」をクリックすると、そのタイミングにかかわらず、すべてのコンポーネントがアンインストールされます。
- 「インストール完了」パネルでは、「HCL® AppScan® Source License Manager の起動」を選択することにより、インストール・ウィザードの終了後にただちに製品のアクティベーションを開始できます。「完了」をクリックして標準インストールを完了し、インストール・ウィザードを終了します。
- License Manager ユーティリティーで、以下のようにします。
- ライセンス・ファイルを適用するには、「インポート」をクリックしてからダウンロード済みの AppScan® Source ライセンスを参照します。
- フローティング・ライセンスを適用するには、「ライセンス・サーバーの構成」をクリックし、「追加」をクリックします。フローティング・ライセンスを格納しているホスト・マシンに関する情報を入力します。
追加のアクティベーション手順については、ソフトウェアのアクティブ化を参照してください。
AppScan® Source へのログイン
このタスクについて
ログイン時に要求されるフィールドの説明については、下記のセクションを参照してください。詳細については、AppScan Enterprise Server 製品から AppScan Source へのログインを参照してください。
手順
- ユーザー ID: ユーザー ID を指定します。
- パスワード: ユーザー ID のパスワードを指定します。
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AppScan Enterprise Server: 既存の URL 形式で AppScan® Enterprise Server インスタンスのホスト名を指定します。このインストール・シナリオでは、AppScan® Enterprise Server がインストールされているマシンの完全修飾ホスト名を指定します。
ヒント: 完全修飾ホスト名を入力してもうまくいかない場合には、ホスト・マシンの IP アドレスを入力してみてください。