ログ保持期間プロパティーの構成
スキャン実行中に生成されたログ・ファイルは、一定の期間、サーバーに保存されます。そのようなログ・ファイルがサーバーによって保持される時間制限をログ保持期間と言います。この保持期間が経過すると、これらのログ・ファイルは古くなり、サーバーのメモリー空間を冗長に占有します。AppScan Enterprise で時間制限をログ保持期間として設定し、この事前設定された期間が経過した後に、そのようなログ・ファイルを自動的に削除することができます。
始める前に
- その場合、管理者権限が必要です。
- アプリケーションでログ保持プロパティーを設定する前に、Windows レジストリーでログ保持プロパティー・キーを作成して、デフォルト値 (時間制限) を事前定義する必要があります。注: 構成中にログ保持時間に無効な値を設定すると、アプリケーションは無効な値を拒否し、Windows レジストリーでこのプロパティー・キーに設定されたデフォルト値に置き換えます。
このタスクについて
アプリケーションでログ保持プロパティーを作成し、アプリケーションがログ・ファイルを保持する特定の時間制限 (期間) を設定できます。この期間が経過すると、アプリケーションはタイム・スタンプに基づいて古いログ・ファイルを自動的に削除します。
デフォルトのログ保持期間は 30 日に設定されます。ログ保持期間が 365 日を超える場合、アプリケーションは自動的に値を 365 日にリセットします。
手順
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AppScan Enterprise に管理者としてログインします。
AppScan Enterprise ホーム・ページが表示されます。
- ページの右上隅にあるメニュー・アイコンをクリックして、メニュー・ペインを表示します。
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メニュー・ペインから「管理者」をクリックします。
「HCL AppScan Enterprise 管理」ページが表示されます。
- メニュー・リストから「一般設定」をクリックして、「一般設定」ページを開きます。
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「グローバル拡張プロパティー」セクションで選択可能な「編集」オプションをクリックします。
「グローバル拡張プロパティー」ページが表示されます。
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「新規プロパティー」をクリックして、ログ保持期間プロパティーを追加します。
編集可能なボックスが表示され、そこに追加するプロパティーの名前を入力できます。
- 設定中のログ保持期間プロパティーの名前として ItemLogRetentionDays と入力します。
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「完了」 をクリックします。
入力した名前のプロパティーが作成され、表示されます。
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「新規の値」をクリックして、ログ保持期間を日数で追加します。
例えば、値を 40 と入力すると、ログ保持期間は 40 日になります。編集可能なボックスが表示され、そこにアプリケーションでログ・ファイルを保持するまでのログ保持期間を日数で入力できます。
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日数と見なされる有効な整数値を入力してください。
注: 整数値のみを入力する必要があります。
英数字の値または特殊文字を含む値を含む無効な値を入力すると、アプリケーションは入力された無効な値をデフォルト値にリセットします。例えば、長い整数値 1022334 を入力すると、アプリケーションはそれをデフォルト値の 365 日にリセットします。無効な値 3$a を入力すると、アプリケーションはそれをデフォルト値の 30 日にリセットします。
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「完了」 をクリックします。
ログ保存期間は、このプロパティーに入力した値に設定されます。
- ページの下部の「完了」をクリックして、ログ保持期間プロパティーの設定を保存します。