Static Analyzer コマンド行ユーティリティーのセットアップ
静的分析を行う場合は、小規模な コマンド行ユーティリティー をダウンロードします。ユーティリティーをローカル・ディスクに抽出すると、コマンド行インターフェース (CLI) を使用してセキュリティー分析を実行できます。
このタスクについて
静的分析を使用するときに、ソース・コードをスキャンしてファイルを生成し、さらにスキャンします。暗号化された IRX (.irx) ファイルをトレース分析を使用してスキャンし、セキュリティーの脆弱性を検出します。
- コンパイラー型言語に対応する IRX ファイルが生成されると、アプリケーション・バイト・コード・ファイルはコードの中間表現に変換されます。
- スクリプト言語に対応する IRX ファイルが生成されると、ソース・ファイルは暗号化された IRX ファイルに含められます。
重要: コマンド行ユーティリティー を非 ASCII 文字を含むディレクトリーに保存しないでください。
手順
コマンド行ユーティリティー をセットアップするには、次の手順を実行します。
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スキャンの作成ウィザードを起動します。
重要: AppScan Go! には Static Analyzer コマンド行ユーティリティー (
SAClientUtil) が必要です。AppScan 360° ユーザーは、Static Analyzer コマンド行ユーティリティー と AppScan Go! を、AppScan 360° のインストールに同梱されているバージョンで使用する必要があります。AppScan on Cloud ユーザーは、AppScan on Cloud サービスからダウンロードしたバージョンを使用する必要があります。両者は交換可能ではありません。 - SAST の下にある「スキャンの作成」をクリックします。
- 「スキャンするアーカイブのアップロード」をクリックします。
-
「IRX ファイルの生成」の下で、コマンド行ユーティリティー を実行する予定のプラットフォームを選択し、次に「ダウンロード」をクリックします。これにより、
SAClientUtil_<version>_<os>.zipファイルがダウンロードされます (<version> は、最新バージョンのコマンド行ユーティリティー、<os> は、コマンド行ユーティリティー用のオペレーティング・システムです)。注: フォームで「IRX ファイルを作成するには?」を選択してウェルカム・フォームをもう一度開くと、IRX ファイルを選択できます。 - ファイルをローカル・ドライブに抽出します。
-
CLI を使用して IRX ファイルを生成したり、IRX ファイルをアップロードしたり、スキャンを管理したりする場合は、抽出された
SAClientUtil_<version>_<os>.zipファイルの \bin ディレクトリーの場所をPATH環境変数に追加します。この作業を省略すると、コマンドを発行するたびに、抽出されたSAClientUtil_<version>_<os>.zipファイルの \bin ディレクトリーを使用してすべてのコマンドを修飾しなければならなくなります。ヒント:PATHの変更後に、コマンド・プロンプトでappscan version(Windows™) またはappscan.sh version(Linux™ と macOS) を発行します。Static Analyzer コマンド行ユーティリティーのバージョン、ホーム、およびその他の情報が返された場合は、PATHが正しく設定されています。
次のタスク
プロキシー内にあるコンピューターで コマンド行ユーティリティー を実行している場合は、次のいずれかの方法でプロキシーを指定します。
- コマンド行ユーティリティー CLI およびサポートされている統合開発環境 (IDE): このグローバルまたはシステム環境変数を設定し、プロキシーが自動的に認識されるようにします。
- Windows:
APPSCAN_OPTS=-Dhttps.proxyHost=<proxy> -Dhttps.proxyPort=<port> - Linux と macOS:
APPSCAN_OPTS="-Dhttps.proxyHost=<proxy> -Dhttps.proxyPort=<port>"
この場合、
<proxy>にはプロキシー・サーバーのホスト名が入り、<port>にはプロキシー・サーバーが使用するポート番号が入ります。あるいは、CLI を使用するたびに、次のコマンドを実行して、プロキシーを使用するよう コマンド行ユーティリティー を設定できます。
- Windows™:
set "APPSCAN_OPTS=-Dhttps.proxyHost=<proxy> -Dhttps.proxyPort=<port>" - Linux™ と macOS:
export APPSCAN_OPTS="-Dhttps.proxyHost=<proxy> -Dhttps.proxyPort=<port>"
- Windows:
注: AppScan 360° の機能を最大限に活用するには、Static Analyzer コマンド行ユーティリティーおよびすべてのプラグインを最新の状態に保つ必要があります。
- Static Analyzer コマンド行ユーティリティー の更新は定期的に提供され、。更新には、以下のものが含まれます。
- 新しい言語サポート
- 言語サポートの更新 (サポートされる言語に関連付けられる新しいファイル・タイプなど)
- 新機能
- 修正
- プラグインの実行時に、最新の Static Analyzer コマンド行ユーティリティー が自動的にダウンロードされます。
- Static Analyzer コマンド行ユーティリティー の旧バージョンを使用してスキャン用のコードを作成しようとすると、ユーティリティーを最新バージョンに更新するように求めるメッセージが表示される場合があります。使用しているオペレーティング・システム に基づいて、最新の Static Analyzer コマンド行ユーティリティーにアップグレードします。
- AppScan Go! を使用していて、更新が提供されている場合は、最新の更新を受け入れてインストールします。