外部スクリプトから送信されるトリガーのスケジュール
IBM® Marketing Software Scheduler は、外部アプリケーションから送信されるトリガーに応答できます。この機能は scheduler_console_client ユーティリティーによって使用可能になります。このユーティリティーが発行するトリガーにより、そのトリガーを listen するようセットアップされた 1 つ以上のスケジュールを起動できます。
scheduler_console_client はバッチ・スクリプト・アプリケーションであるため、例えば別のバッチ・スクリプトを使用することにより、外部アプリケーションからこれを呼び出すことが可能です。
例えば、トリガー「T1」を listen するようにスケジュールをセットアップした場合、次のコマンドを使って scheduler_console_client ユーティリティーを実行することにより、T1 トリガーを送信できます。scheduler_console_client.bat -v -t T1
このユーティリティーは、以下の情報を提供できます。
- 特定のトリガーを listen するよう構成されているスケジュールのリスト。
- 正常にトリガーが送信されたかどうか。ユーティリティーは、トリガーを listen しているスケジュールが正常に実行されたかどうかを報告することはできません。その情報は、スケジューラー管理ページから入手できます。
このユーティリティーを使用して、トリガーを listen するようスケジュールをセットアップしたり、このスケジュールで listen 対象になっているトリガーを変更したりすることはできません。これらのアクションは、スケジューラーのユーザー・インターフェースで実行する必要があります。
スクリプトの例
以下は、scheduler_console_client ユーティリティーがストリング「example_trigger」を発行するようにするスクリプトの例です。このトリガーは、「example_trigger」を listen するようにセットアップされたスケジュールの実行を起動します。
このようなスクリプトは、外部アプリケーションから、そのアプリケーションがイベントを生成するときに呼び出すことができます。
このスクリプト例は、スクリプトがユーティリティーと同じディレクトリーにあることを前提としています。
@rem*****************************************************
@rem This script is used to call the Marketing Platform
@rem scheduler_console_client.
@rem*****************************************************
echo Now starting scheduler trigger.
set JAVA_HOME=c:\jdk15_12
call scheduler_console_client.bat -v -t example_trigger
@rem*****************************************************
セキュリティーの考慮事項
エンタープライズ・アプリケーション内でのスケジューリングは、管理者のアクティビティーと見なされます。ホスト・オペレーティング・システムで scheduler_console_client ユーティリティーの実行権限を持つすべてのユーザーには、トリガーを発行する権限もあると想定されます。
いずれかのユーザーがこのユーティリティーを使ってトリガーを発行することを防ぐために、そのユーザーが持つ、scheduler_console_client ユーティリティーの実行権限を取り消す必要があります。