秘密鍵を使用した文書の暗号化

文書に暗号化可能なフィールドが含まれている場合、ユーザー ID に保存されている秘密暗号化キーを使用して、パブリック データベースに投稿する文書を暗号化できます。

このタスクについて

暗号化が有効になっているドキュメントを作成または編集する場合、ドキュメントの暗号化に使用される秘密暗号化キーをフォーム定義で指定するか、データの暗号化に使用する秘密暗号化キーを選択できます。同じ秘密暗号化キーを持つ人だけが、暗号化したデータを復号化できます。秘密の暗号化キーを持たない人が文書を開いた場合、暗号化されたデータは表示されません。

暗号化可能なフィールドは赤い括弧で識別できます。赤い括弧内のコンテンツのみを暗号化できます。その他のすべてのデータは、ドキュメントにアクセスするすべてのユーザーが閲覧できます。

注:メール ドキュメントは暗号化できますが、このメカニズムでは暗号化できません。メール文書が暗号化される場合、常に受信者の公開鍵が使用されます。

ドキュメント フィールドを暗号化するには、次の手順が必要です。

手順

  1. 秘密の暗号化キーを作成します。
  2. 秘密の暗号化キーをドキュメントに添付します。
  3. 暗号化されたフィールドを読み取る必要がある人に秘密の暗号化キーをメールで送信します。

結果

注: HCL Notes ®メール ユーザーでない場合は、秘密の暗号化キーをエクスポートして、それを必要とするユーザーが自分のユーザー ID にインポートできるようにする必要があります。

秘密の暗号化キーを作成するには

手順

  1. [ファイル] > [セキュリティ] > [ユーザー セキュリティ]をクリックします (Macintosh OS X ユーザーの場合: [メモ] > [セキュリティ] > [ユーザー セキュリティ])。
  2. [Notes データ] > [ドキュメント]をクリックします。
  3. 「新しい秘密鍵」ボタンをクリックします。
  4. 「新しい秘密暗号化キー」ダイアログ ボックスの「秘密キー名」フィールドに秘密暗号化キーの名前を入力します。
  5. オプション: 「新しい秘密暗号化キー」ダイアログ ボックスの「コメント」フィールドに、秘密暗号化キーとその使用目的に関するメモを入力します。
  6. [OK] をクリックします。

結果

注:暗号化の詳細については、HCL Domino ® Administrator ヘルプをインストールしている場合は、「暗号化の強度」を参照してください。または、Web 上のドキュメントにアクセスして、 Domino ® Administrator ヘルプをダウンロードまたは表示します。

ドキュメントの秘密暗号化キーを指定するには

手順

  1. 暗号化するドキュメントを開きます。
  2. [ファイル] > [ドキュメントのプロパティ]をクリックします。
  3. 「セキュリティー」タブをクリックします。
  4. 作成した 1 つ以上の秘密暗号化キーをクリックします。秘密の暗号化キーを持たない人が文書を読めるようにしたい場合は、「暗号化キー」の下の「公開暗号化キー」フィールドにそれらの人をリストします。
  5. 文書を保存します。

秘密の暗号化キーを郵送する

手順

  1. [ファイル] > [セキュリティ] > [ユーザー セキュリティ]をクリックします (Macintosh OS X ユーザーの場合: [メモ] > [セキュリティ] > [ユーザー セキュリティ])。
  2. [Notes データ] > [ドキュメント]をクリックします。
  3. 「秘密キー名」で送信する秘密暗号化キーを選択します。
  4. 「秘密キーをメールで送信」をクリックします。
  5. [宛先] フィールドに秘密キーを送信する相手の名前を入力します。([アドレス] をクリックして連絡先から選択します。)
  6. [CC:] フィールドに、キーが送信されたことを知る必要があるが、キーを受け取っていない人の名前を入力します。
  7. 「送信」をクリックします。
  8. 秘密の暗号化キーをキーの受信者がメールで送信できるようにして、受信者が引き続きキーを他の人に渡すことができるようにしたい場合は、プロンプトが表示されたら「すべての受信者がメールまたはエクスポートでキーを他の人に転送できるようにする」を選択します。[キャンセル] をクリックすると、キーの送信がキャンセルされます。