自動更新の有効化

この機能により、管理者は、My HCLSoftware Portal で入手可能な Domino の最新バージョンと Domino 製品ファミリーを認識できるようになり、ソフトウェアをダウンロードして配布できるようになります。

この機能には、Domino ディレクトリ (names.nsf) の Domino 14 設計が必要であり、Domino 14 サーバーでのみサポートされます。管理者は、AutoUpdate を構成するときに、HCL Notes または管理者クライアント 12.0.1 以降を使用する必要があります。

  • AutoUpdate 機能の有効化はドメイン全体の設定であり、Domino 14 以降のリリースにのみ適用されます。Domino 14 では AutoUpdate タスクがデフォルトで有効になっているため、これらの手順が完了するとすぐに、ドメイン内のすべての Domino 14 サーバーで自動更新タスクが有効になります。
  • 有効にすると、AutoUpdate が自動的に開始されます。無効にすると、機能のステータスが変化するかどうかだけがチェックされます。
  1. HCL Notes または Administrator クライアントを使用して、Domino ディレクトリを開きます。

  2. [アクション] > [ディレクトリ プロファイルの編集]を選択し、 [製品の更新]タブをクリックします。

  3. 「ステータス」フィールドで、希望のステータスを選択します。
    • 「通知のみ」を選択すると、 Domino ディレクトリおよび Domino Administrator クライアントで利用可能な最新のソフトウェア更新が表示されます。
    • 「通知とダウンロード」では、最新の更新の表示、ソフトウェア カタログのダウンロード、管理者によるソフトウェアのダウンロード、autoupdate.nsf への自動保存、および同じ Domino ドメイン内のターゲット サーバーへのソフトウェア ダウンロードの配布を許可します。
    注: Domino 14.0 では、通知、ダウンロード、および更新は、通知およびダウンロードと同じ機能を提供します。将来のバージョンでは、このオプションを使用して Domino および選択した Domino アドオン製品の更新も実行できるようになる予定です。
  4. [ダウンロード サーバー] フィールドで、ソフトウェア カタログを取得し、ダウンロードをホストするサーバーを選択します。この 1 つのサーバーは、指定されたダウンロードおよび管理サーバーとして機能します。
    注: AutoUpdate はドメイン全体に適用されるため、ドメインごとに構成されます。各ドメインは、指定されたダウンロード サーバーを 1 つだけ持つことができます。
  5. 文書を保存します。

  6. 選択したダウンロード サーバーで Domino コンソールを開き、AutoUpdate タスクを再起動します。
    restart task autoupdate

自動更新が有効になっていることを確認する

AutoUpdate が有効になっている場合、新しいデータベース autoupdate.nsf がダウンロード サーバー上に作成され、ソフトウェア カタログがホストされます。デフォルトでは、同じ Domino ドメイン内の管理者とサーバーのみがデータベースにアクセスできます。

[通知のみ] ステータス[通知とダウンロード]ステータスでは、product.jwt が定期的にダウンロードされ、[製品情報] ビューのドキュメントが各製品で利用可能な最新の製品バージョンで更新されます。

通知およびダウンロードステータスでは、さらに software.jwt が定期的にダウンロードされ、autoupdate.nsf 内のソフトウェア ドキュメントがソフトウェア ダウンロードの現在の利用可能状況で更新されます。

ダウンロードされた情報は、JSON Web トークンを使用して署名されます。署名が検証されない場合、Domino はデータを autoupdate.nsf にインポートしません。

次に行うこと

グローバル構成文書の構成