管理プロセスを使用した ACL の更新
データベースで最大限のセキュリティーを確保するには、ACL を最新状態に保つことが重要です。そのためには、サーバー管理プロセスを使用します。管理プロセスは、グループ、サーバー、ユーザー、個人ビュー、個人フォルダー、プライベート エージェントの名前を自動的に変更または削除し、管理プロセスを実行しているサーバーを名前として指定したDomino ®ディレクトリとデータベース ACL を更新するサーバー プログラムです。管理サーバー。このプログラムにより、データベースの全文書の [読者] フィールドと [作成者] フィールドも更新されます。
システム管理プロセス用のシステム管理サーバーの選択は、単一データベースの場合は [アクセス制御リスト] ダイアログボックスで、複数のデータベースの場合は [複数 ACL の管理] ダイアログボックスで行います。
ユーザーが退職する場合
ユーザーが組織を離れる場合、 Domino ® Administrator を使用して、そのユーザーをシステムから削除するよう要求できます。システム管理プロセスはこの要求に応答し、ユーザーのユーザー文書をDomino ®ディレクトリから削除し、すべてのグループ文書、ACL、ロール、読者および作成者フィールド、個人フォルダおよびビュー、および個人エージェントからユーザー名を削除します。
データベースに新しいユーザーが加わる場合
ACL に新しい名前を追加するときは、なるべく個別に追加しないで、既存グループに追加してください。新しい名前をそのデータベースで使用しているロールに追加するかどうかを検討します。データベースでロールを使用していない場合は、フォーム、ビュー、フィールド、セクションにアクセスリストがあるかどうかを調べます。
データベース設計要素でのパブリック アクセス リストの使用の詳細については、 HCL Domino ® Designer ヘルプを参照してください。
ユーザーの名前や階層上の位置が変わる場合
Domino ®ディレクトリ内のユーザーのユーザー文書を編集します。これに関連してデータベース ACL、個人フォルダとビュー、個人エージェントで必要になる名前変更作業は、すべてシステム管理プロセスが実行します。