サーバータスク - [Agent Manager] タブ
エージェントマネージャは、エージェントがサーバーで実行される時刻を制御します。エージェントが実行されるたびに、サーバーリソースが使用されます。スケジュールが設定されたエージェントやイベントによってトリガされるエージェントの実行を制御するには、サーバー文書と NOTES.INI ファイルで設定値を指定します。エージェントの実行時刻をカスタマイズすることによって、サーバーリソースを節約できます。ただし、エージェントの実行時刻が遅れる可能性もあります。エージェントマネージャに割り当てるリソースを増やすと、ほかのサーバータスクの実行に利用できるリソースが減少します。
フィールド |
説明 |
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エージェントキャッシュの更新 |
Domino® でエージェントマネージャのエージェントキャッシュの再構築を毎日実行する時刻を指定します。デフォルトの実行時刻は午前 12:00 です。エージェントキャッシュにより、以後 24 時間以内に実行されるエージェントに対するエージェントマネージャのアクセス速度が向上します。 更新は非常に時間のかかる処理のため、サーバーがそれほどビジーではない時間帯に実行するようにスケジュールを設定してください。 |
日中/夜間のパラメータ |
これらのフィールドでは、エージェントの日中と夜間の実行時刻を指定します。エージェントのそれぞれの時間帯での実行方法は、対応する時間帯のパラメーターの設定に依存します。 エージェントを一般にシステムの負荷が低いオフピーク時に実行するには、夜間設定を使用します。 |
開始時刻 |
日中または夜間のスケジュール開始時刻を指定します。デフォルトの開始時刻は、日中は午前 8:00、夜間は午後 8:00 です。エージェントを 1 日中実行可能にするには、それぞれの時間帯の開始時刻をもう一方の時間帯の終了時刻と同じ時刻に設定してください。一方の時間帯の終了時刻ともう一方の時間帯の開始時刻の間に開きがあると、その間、エージェントマネージャは実行されません。たとえば、[日中のパラメータ] で開始時刻を午前 8 時に、[夜間のパラメータ] の終了時刻を午前 5 時に設定した場合、午前 5 時から午前 8 時までの間、エージェントマネージャはエージェントを実行しません。 |
終了時刻 |
日中または夜間のスケジュール終了時刻を指定します。デフォルトの終了時刻は、日中は午後 8:00、夜間は午前 8:00 です。エージェントを 1 日中実行可能にするには、それぞれの時間帯の終了時刻をもう一方の時間帯の開始時刻と同じ時刻に設定してください。一方の時間帯の終了時刻ともう一方の時間帯の開始時刻の間に開きがあると、その間、エージェントマネージャは実行されません。たとえば、[日中のパラメータ] で終了時刻を午後 5 時に、[夜間のパラメータ] の開始時刻を午後 8 時に設定した場合、午後 5 時から午後 8 時までの間、エージェントマネージャはエージェントを実行しません。 |
同時に実行できるエージェントの最大数 |
同時に実行するのを許可するエージェントの数を指定します。有効な値は、1 から 10 までです。デフォルト値は、日中は 1 で、夜間は 2 です。同時に実行できるエージェント数を増やすと、エージェントマネージャの負荷は軽減されますが、サーバーのほかのタスクで利用できるリソースが減少します。 |
LotusScript/Java の最長実行時間 |
LotusScript® または Java™ エージェントの日中または夜間の最長実行時間を分単位で指定します。エージェントの実行時間はこの最大値を超えると、エージェントの処理は完了せず、エージェントログに強制終了が記録されます。デフォルト値は、日中は 10 分、夜間は 15 分です。 複雑なエージェントを実行するのに十分な時間を確保するには、最大実行時間を増やします。このフィールドに極端に大きな値を設定すると、エージェントに合わせてエージェントマネージャの実行時間も長くなるため、システムのパフォーマンスが低下する可能性があります。 注: エージェントの実行に著しく時間がかかかる場合、そのエージェントは無限ループに陥っている可能性があります。最大実行時間を増やす前に、エージェントのコードを調べて正しく動作することを確認してください。 |
しきい値 |
Domino® R4.6 以前のバージョンが動作しているサーバーでのみ使用できます。 エージェントマネージャがエージェント実行に使用できる時間の割合の最大値を指定します。この制限を超えると、エージェントマネージャは次のエージェントの実行を遅らせます。デフォルト値は、日中は 50%、夜間は 70% です。 |