ディレクトリカタログ設定文書で選択式を使用する

[選択式] フィールドは、他のデータベースで使用されている複製設定の [文書のサブセットを複製] - [選択式で選択された文書] に代わるものです。選択式は、集約されたすべてのディレクトリに適用されるため、それらに対して有効なものであることが必要です。

このタスクについて

もともとディレクトリカタログに集約されない文書を、選択式を使用して集約することはできません。たとえば、サーバー設定文書やサーバー接続文書を、選択式を使用して集約することはできません。

選択式の詳細については、HCL Notes® ヘルプを参照してください。

手順

ディレクトリカタログ設定文書にある [選択式] フィールドを使用すると、選択式で定義される文書のみを集約できます。

たとえば、[ロケーション] フィールドに値「Atlanta」を持つユーザー文書とすべてのグループ文書を集約し、それ以外の文書を除外するには、次の選択式を使用します。

SELECT (Form = "Person" & Location = "Atlanta") | (Form = "Group")

特定のメールサーバーに割り当てられたユーザーのユーザー文書のみを集約するには、たとえば、次のような選択式を使用します。

SELECT (Form = "Person" & MailServer = "MailServer1")

[グループタイプ] オプションと組み合わせて選択式を使用する

このタスクについて

ディレクトリカタログ設定文書の [グループタイプ] フィールドは、Dircat タスクでディレクトリカタログに集約するグループタイプを指定します。

手順

選択式を使用していて、グループを集約する場合は、そのグループを選択式の一部として選択するとともに、そのグループタイプを [グループタイプ] フィールドで指定します。

たとえば、[ロケーション] が「Atlanta」であるユーザー文書と、[メールと多目的] グループのみを集約する方法には、次のようなものがあります。

  • 次の選択式を使用します。 SELECT (Form = "Person" & Location = "Atlanta") | (Form = "Group")
  • [グループタイプ] オプション [メールと多目的] を選択します。

選択式では、[グループタイプ] オプションで指定された種類のグループのみを選択できます。

[サーバー名を含む] オプションと組み合わせて選択式を使用する

このタスクについて

拡張ディレクトリカタログのディレクトリカタログ設定文書にある [サーバー名を含む] フィールドは、Dircat タスクでサーバー文書を集約するかどうかを指定します。

手順

サーバー文書を含む選択式を使用する場合は、選択式の一部としてサーバー文書を選択するとともに、[サーバー名を含む] フィールドで [はい] を選択します。

[メール受信データベースを含む] オプションと組み合わせて選択式を使用する

このタスクについて

ディレクトリカタログ設定文書の [メール受信データベースを含む] オプションは、メール受信データベース文書を集約するかどうかを制御します。

手順

メール受信データベース文書を含む選択式を使用する場合は、選択式の一部としてメール受信データベース文書を選択するとともに、[メール受信データベースを含む] オプションで [はい] を選択します。