デスクトップポリシー設定文書を理解する
デスクトップポリシー設定文書は、ユーザーのワークスペースの制御に使用します。デスクトップ設定は、ユーザーが最初に iNotes® にログインし、セットアップを実行したときに適用されます。初期セットアップの完了後に、その設定を使用してユーザーのデスクトップ設定を更新します。ポリシー設定が変更されるとユーザーは設定の更新を受け取り、次回ユーザーがホームサーバーで認証を行うときにデスクトップポリシー設定が適用されます。
Domino® Administrator クライアントを使用して、Domino® デスクトップポリシー設定文書にアクセスします。この文書によって、各種の Notes® クライアントのホストのオプションを使用できるかどうかが制御されます。このフィールドについては、デスクトップポリシー設定文書の作成についての関連トピックを参照してください。
注: セットアップポリシー設定文書内の使用可能な設定はすべて、デスクトップポリシー設定文書にも含まれます。デスクトップポリシー設定文書のみを使用して、デスクトップポリシー設定と多くのセットアップポリシー設定を設定できるようになりました。デスクトップポリシー設定文書を使用してセットアップ時に適用する設定を決定する場合は、付随する [初期値の設定] オプションを選択してください。以前のリリースの Domino® で作成したセットアップポリシー設定文書がある場合は、更新されたデスクトップポリシー設定文書を使用して、デスクトップポリシー設定とセットアップポリシー設定の両方を定義する必要があります。
注: HCL iNotes® でサポートされるデスクトップポリシー設定の詳細については、HCL iNotes® Administration 製品資料を参照してください。
デスクトップポリシー設定文書の使用例
デスクトップポリシー設定文書を使用して、ユーザーのデスクトップワークスペースの追加や更新を行うには、デスクトップポリシー設定文書の設定を変更します。
デスクトップポリシー設定のその他の使用例は、以下のとおりです。
- あるメールファイルテンプレートを別のメールファイルテンプレートに変換する際に使用する設定を定義します。Notes® クライアントを新規リリースにアップグレードした後でユーザーがメールファイルを初めて開くときに、入力した設定に基づいてエージェントが実行され、ユーザーのメールフォルダがアップグレードされます。
- デフォルトの複製スケジュールを変更します。
- ブックマークを管理および更新します。
- ユーザーの Notes® クライアントが開くときに [開く] ボタンを表示するか、
「ドッキングされた」
ブックマークのリストを別のペインに表示するかを指定します。 - Notes® にメールファイル制限値のインジケータと自動更新間隔を表示するかどうかを指定します。
- 各種のデフォルトユーザープリファレンスを設定し、ユーザーが各種プリファレンス設定を変更できるかどうかを設定します。選択できる設定は、[変更しない]、[初期値を設定する]、[値が変更された場合は設定する]、[値を設定するが変更しない] です。
- HCL Sametime® で Instant Messaging サービスを提供するかどうかを指定します。また、Instant Messaging の名前解決 (Notes® 名をインターネット名に変換) が Domino® ディレクトリで実行されるかどうかも指定します。
- ウィンドウ管理設定を使用して、Notes® ユーザーインターフェースのサイドバーの表示を制御します。 注: タブで、[サイドバーの表示] が [いいえ] に設定され、[適用方法] が [ユーザーによる初期値の再設定不可] に設定されていると、Notes® サイドバーは表示されません。また、Notes® クライアントの [表示] メニューにサイドバーオプションが表示されず、[ウィンドウの管理] タブの [パネルの非表示] 設定が適用されます。
- マイウィジェットツールバーとサイドバーパネルのデフォルトの表示を制御し、どのユーザーがどのタイプのウィジェットを作成および公開できるかを制御します。