言語に対してフォントとメッセージオプションを設定する
1 つの Domino® SMTP サーバーで、2 バイト文字セットを含め、すべての言語グループやキャラクタセットのインバウンドメッセージとアウトバウンドメッセージを処理することができます。たとえば、中国語 (簡体字) などのキャラクタセットグループごとに、Domino® ではそのキャラクタセットグループのメッセージの Notes® リッチテキスト形式から MIME へ変換する方法と、その逆の変換方法を制御するデフォルトの設定があります。そのデフォルト設定を変更し、特定の言語に対して変換をカスタマイズできます。
このタスクについて
インバウンド設定では、特定のキャラクタセットタグを使用して MIME メッセージのテキストを Notes® で表示する方法を制御するフォントオプションを指定します。アウトバウンド設定は、キャラクタセットタグとエンコードを決定し、Notes® リッチテキストメッセージを MIME に変換するときに適用します。
手順
- 設定するサーバーのサーバー設定文書が既に存在することを確認します。
- Domino® Administrator で、[設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。
- [設定] をクリックします。
- 管理するメールサーバーのサーバー設定文書を選択し、[サーバー設定の編集] をクリックします。
- [基本] タブをクリックします。既に選択されていない場合、[この文書の MIME 言語設定] フィールドを選択します。
- タブをクリックします。
- 以下のフィールドに入力し、[保存して閉じる] をクリックします。
表 1. [文字セットグループ] フィールド フィールド Enter 下のアウトバウンドメールオプションで、すべての可能性を選択 (上級ユーザー) オフ (デフォルト) にすると、Domino の [アウトバウンドメールオプション] は、[キャラクタセットグループ別の MIME 設定] フィールドに指定された言語グループの標準キャラクタセットとエンコード方法を使用するように設定されます。[キャラクタセット] フィールドのオプションは、その言語グループの標準キャラクタセットに制限されます。 このチェックボックスをオンにすると、どの言語グループでもメッセージのヘッダーと本文に標準以外のキャラクタセット選択項目の使用が可能になります。
キャラクタセットグループ別の MIME 設定 ドロップダウンリストをクリックして設定する言語グループを選択します。デフォルト設定を受け入れることも、1 つ以上の言語グループに対して特定の設定を行うこともできます。 文書を保存して閉じるときに表示される言語グループは、Domino® が設定を保存する唯一のものではありません。サーバー設定文書を保存した後、変更した各言語グループの設定が Domino® によって保持されます。
これらのフィールドで、個別のキャラクタセットグループのキャラクタセット、フォントなどのデフォルト値を上書きできます。
注: サーバー設定文書が存在しない場合、Domino® ではフォントとフォントサイズのデフォルトの設定が使用されます。HTML テキストのデフォルトのフォントは Default Sans Serif で、フォントサイズはメッセージの送信者によって決定されます。プレーンテキスト (US-ASCII) のデフォルトのフォントは、Default Monospace でフォントサイズは 10 です。
インバウンドメッセージのキャラクタセットオプションを設定する
手順
- Domino® Administrator で、[設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。
- [設定] をクリックします。
- 管理するメールサーバーのサーバー設定文書を選択し、[サーバー設定の編集] をクリックします。
- タブをクリックします。
- [保存して閉じる] をクリックします。
セクションで、以下のフィールドに入力し、
表 2. インバウンドメッセージのフォントオプション フィールド
Enter
HTML プロポーショナル
インバウンド SMTP メッセージのプロポーショナルタイプに使用されるフォント。
(デフォルト = Default Serif)
HTML 固定ピッチ
インバウンド SMTP メッセージの固定ピッチタイプに使用されるフォント。
(デフォルト = Default Monospace)
HTML サイズ
インバウンド SMTP メッセージの HTML テキストに使用されるフォントサイズ。
(設定 = 12)
注: どのような数値を指定しても、この値は常に 12 になります。
プレーン・テキスト
インバウンド SMTP メッセージのプレーンテキストに使用されるフォント。
(デフォルト = Default Monospace)
プレーンテキストサイズ
インバウンド SMTP メッセージのプレーンテキストに使用されるフォントサイズ。
(デフォルト = 10)
注: フォントリストには、クライアントシステムで使用できるすべてのフォントが表示されます。ただし、メッセージを変換するときは、Domino® ではデフォルトフォント (Default Serif、Default Sans Serif、Default Monospace、Default Multilingual) のみが使用されます。この 4 つのデフォルトフォント以外のフォントを選択すると、Domino® では、すべての受信メッセージのテキストが Default Monospace に変換されます。 - 変更内容が有効になるのは、次にルーターの設定を更新した後です。新しい設定を直ちに有効にするには、配信設定を再ロードします。
アウトバウンドメッセージのキャラクタセットオプションを設定する
このタスクについて
アウトバウンドメッセージのヘッダーと本文に対してキャラクタセットとエンコードタイプを指定できます。選択した設定は、添付ファイルには影響しません。言語 (または地域) ごとにデフォルトのキャラクタセットがあります。たとえば、西ヨーロッパ言語の場合は、デフォルトキャラクタセットは ISO-8859-1 ですが、他のラテンキャラクタセットも使用できます。アウトバウンド SMTP メッセージのヘッダーと本文に使用する特定のキャラクタセットとエンコードを指定できます。一般に、アウトバウンドメッセージのヘッダーと本文に対して同じキャラクタセットを使用します。ただし、韓国語などのキャラクタセットグループでは、通常、ヘッダーと本文に異なるキャラクタセットを使用するため、これらの言語の場合はデフォルトで、ヘッダー用キャラクタセットと本文用キャラクタセットは異なります。
手順
- Domino® Administrator で、[設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。
- [設定] をクリックします。
- 管理するメールサーバーのサーバー設定文書を選択し、[サーバー設定の編集] をクリックします。
- [基本] タブをクリックします。既に選択されていない場合、[この文書の MIME 言語設定] フィールドを選択します。
- タブをクリックします。
- [アウトバウンドメッセージオプション] セクションで、以下のフィールドに入力し、[保存して閉じる] をクリックします。
表 3. [アウトバウンドメッセージオプション] フィールド フィールド
選択
ヘッダー - キャラクタセット
Domino® でメッセージヘッダーの表示に使用するキャラクタセット。デフォルトのエントリは、[キャラクタセットグループ別の MIME 設定] フィールドで現在選択されているキャラクタセット言語グループによって異なります。多くの場合、デフォルトエントリは、この言語グループのヘッダーを表示するのに最適のキャラクタセットです。
本文 - キャラクタセット
メッセージ本文の表示に使用するキャラクタセット。デフォルトのエントリは、[キャラクタセットグループ別の MIME 設定] フィールドで現在選択されているキャラクタセット言語グループによって異なります。多くの場合、デフォルトエントリは、この言語グループの本文を表示するのに最適のキャラクタセットです。
ヘッダー - エンコード
アウトバウンドヘッダー用のエンコード方法。デフォルトのエントリは、[キャラクタセットグループ別の MIME 設定] フィールドで現在選択されているキャラクタセット言語グループによって異なります。ほとんどの場合、この言語グループのヘッダーをエンコードするのに最適なキャラクタセットがデフォルトエントリとして設定されています。
新しく作成したグループのオプションとして、
- Base64
- Quoted Printable
- 「なし」
本文 - エンコード
アウトバウンド本文用のエンコード方法。デフォルトのエントリは、[キャラクタセットグループ別の MIME 設定] フィールドで現在選択されているキャラクタセット言語グループによって異なります。多くの場合、デフォルトエントリは、この言語グループの本文をエンコードするのに最適の方法です。
新しく作成したグループのオプションとして、
- Base64
- Quoted Printable
- 「なし」
- 変更内容が有効になるのは、次にルーターの設定を更新した後です。新しい設定を直ちに有効にするには、配信設定を再ロードします。