iNotes ログインとログアウトの制御
HCL iNotes® では、ユーザーのログインとログアウトのセキュリティが必要となります。ユーザーは、ユーザー文書で指定された名前とインターネットパスワードでログインします。サーバーが有効な値として受け入れる名前は、サーバー文書の [セキュリティ] タブにある [インターネット認証] フィールドの設定によって異なります。
ユーザーがログアウトすると、iNotes® によってブラウザが終了され、ユーザーのログイン資格情報と個人データがブラウザのキャッシュから削除されます。このデータを削除することにより、キャッシュされた情報を使用して、許可されていないユーザーが他のユーザーのメールファイルにアクセスすることができなくなります。Internet Explorer では、ブラウザキャッシュ管理機能を使用して、セッション終了時にどのエントリをキャッシュに格納し、どのエントリを削除するかを制御することにより、iNotes® セッションのクライアント側のパフォーマンスとセキュリティを改善することができます。ブラウザキャッシュからの個人データの削除機能と、よりセキュアなデータ消去機能は、ユーザーが iNotes® コントロールを受け入れた場合のみ、使用することができます。
ユーザーが [共有 PC やネットカフェ等のユーザーのためのログアウト] を明示的に選択しない限り、iNotes® によって特定の個人データが削除されることはありません。この選択を行う場合、以下に示す 2 種類のセキュアなログアウトのいずれかを選択できます。
- セキュア -- このオプションでは、iNotes® や Web ページでの参照で使用されたユーザー個人のトレース情報がすべて削除されますが、iNotes® のプログラム要素は保存されるため、次のユーザーがログインするときのパフォーマンスが向上します。
- よりセキュア -- このオプションでは、iNotes® と他の Web ページのすべてのトレース情報がインターネット一時ファイルフォルダから削除されます。
ログアウトしたユーザーを特定の Web ページにリダイレクトすることもできます。