Statlog を使用してデータベースのアクティビティをモニターする
データベースの使用状況を定期的にモニターします。データベースの使用頻度が高く、ユーザーからパフォーマンス上の問題が報告されている場合は、パフォーマンスを向上するためにいくつかの手順を実行することができます。
- パフォーマンスを最適化するためのデータベースのプロパティを設定する。
- 別のサーバー (可能ならサーバークラスタのサーバー) にデータベースのレプリカを作成する。
- データベースを能力の高いサーバーに移動する。
- データベースを使用頻度の低いディスクに移動するか、データベースが大きい場合は、ローカルなディスクに移動する。
- Activity Logging でデータベースの使用状況を記録する。
データベースかビューがアクティブでない場合は、そのデータベースやビューを削除してサーバーのディスク領域を解放することを検討してください。
サーバー上の Statlog タスクはデフォルトで一日一回午前 5 時に実行されます。その際に、サーバー上のデータベースに関するデータベース・アクティビティが、ログ・ファイル (LOG.NSF) の ビューと ビューのデータベース・アクティビティ・ログ・エントリーと、個々のデータベースの [ユーザーの使用状況] ダイアログ・ボックスに報告されます。
報告される情報 |
データベース使用状況のログエントリ |
[ユーザーの使用状況] ダイアログボックス |
---|---|---|
ユーザーとサーバーが、データベースで最近 24 時間、最近 1 週間、最近 1 カ月、作成以来の全期間それぞれに、アクセス、読み込み、書き込みを行った回数の合計* |
はい |
はい |
アクティブでないビュー (サイズが 0 のビュー) |
はい |
いいえ |
匿名のインターネットクライアントと認証されたインターネットクライアントの両方のアクティビティを含む、文書の読み取りと書き込みを行ったユーザーとサーバーの名前が日付順に表示されます。 |
いいえ |
はい |
ヒント: データベースの使用状況を評価するには、Statlog が報告する使用状況統計を表示する以外に、文書を日付順にソートするビューを作成する方法もあります。Event Monitor の設定の一部として、ファイルモニター文書を作成することもできます。ファイルモニターは、ユーザーの特定データベースに関する使用状況を報告するものです。
注: Statlog タスクは、ログ・ファイルの ビューにデータベース・サイズ統計も報告します。