例: エンドツーエンドのプロビジョニング
この例では、BigFix オペレーティング・システム・デプロイメントと Server Automation アプリケーションを使用して、エンドツーエンドのサーバーのデプロイメントを完成させる方法について説明します。この例は、新しく作成されたコンピューター上のオペレーティング・システム・プロファイルのデプロイメントから始めて、新しく作成されたコンピューターが Web サーバーとして立ち上がって稼働するまでのプロセスを示しています。全プロセスが、Automation Plan を使用してエンドツーエンドで完全に自動化されます。
プロセスを開始するには、まず以下のとおり、簡単な 2 ステップの Automation Plan を作成します。
- ステップ 1 では、オペレーティング・システムとソフトウェア・イメージを使用して新しいコンピューターをプロビジョニングします。これを行うには、Fixlet の最初のステップとして
Deploy operating system to one or more registered computersAutomation Plan を追加します。オペレーティング・システム・プロファイルには、Red Hat Enterprise Linux® オペレーティング・システムのバージョンが含まれています。Red Hat Enterprise Linux® のこのバージョンのには、Apache HTTP システムが含まれています。 - それから、Automation Plan に 2 番目のステップを追加します。このステップは、この目的のために作成した 6 つのコンポーネントを含むベースラインです。ステップ 2 では、Apache HTTP システムにパッチを適用してから Apache Web サーバーを起動します。これにより、Automation Plan が完了すると新しいコンピューターがプロビジョニングされ、Web サーバーとして立ち上がって稼働するようになります。ベースラインには、次のコンポーネントが含まれています。
- CPU 使用率の変更
- Apache サーバーの停止
- パッチの適用
- コンピューターを再起動する
- Apache の起動
- CPU 使用率の通常レベルへの再設定
Automation Plan を実行するには「アクションの実行」をクリックします。
- ステップ 1 では、新しいコンピューターにデプロイするオペレーティング・システム・プロファイルを含むベア・メタル・サーバーを対象とする必要があります。また、Automation Plan のステップ 1 に必要なパラメーターを指定する必要があります。以下は必要とされるパラメーターです。
- 新しいコンピューターの MAC アドレス。
- 新しいコンピューターのコンピューター名。ステップ 2 のターゲットを指定するときには、これを入力する必要があります。
- 新しいコンピューターにデプロイするベア・メタル・プロファイルを選択します。これは、新しいコンピューターにデプロイするオペレーティング・システム・プロファイルです。
- Automation Plan のステップ 2 では、ステップ 1 で作成されたこの新しいコンピューターにベースラインを適用します。このため対象コンピューターを指定する必要があります。対象コンピューターはまだ存在せず、システムで選択できないため、ステップ 1 で入力したコンピューター名を使用して対象とする必要があります。Automation Plan のステップ 1 で新しいコンピューターに指定したコンピューター名を入力します。
- これで Automation Plan の準備が完了しました。「OK」をクリックします。Automation Plan が実行され、進行状況を追跡できます。